算命学について、今回は「伴星」(ばんせい)のお話です。別名「使命星」とも呼びます。算命学で出している命式内の星はその人の個性を表す星がほとんどですが、この使命星は「生きるうえでの課題」を示す星になっています。
自分の伴星がわかると、なにを意識して行動すればいいのか、自分に足りない部分はなにか、人生における自分自身の行動指針や課題を知ることができます~(^^)/
自分の陽占図(人体図)を出してみよう
まずは自分の陽占図(人体図)を下記のサイトから出してみましょう。
この算命学サイトももはやおなじみとなって参りました。いつも有難く使わせてもらっています。
陽占図とはこんな図です▼ 画像はきりんの鑑定書から抜粋したものを使用しています。
図はスクショしておくとあとで確認しやすいですよ。
この図は「陽占図(ようせんず)」といって、人の行動傾向がわかる図です。別名:人体図・宿命図ともいいます。
そしてこの左上にある〇で囲われた星が「伴星」です。
そしてこの伴星が表すのは「人生のテーマ」です。
伴星自体は占いに使う星ではなく、自分が知っていることに意味がある星です。
それこそ読んで字のごとく「自分の人生に伴う星」であり、あなたの生涯を通じてあなたを支え、影響し、指針を示す星になります。
占いっぽく神秘的にいうと「神様から与えられたお役目」とか「ご先祖様から送られてきた業を解消するための星」などと表現されています。
伴星が示すあなたの人生の役割とは?
あなたの伴星はどれでしょうか? 全部で10種類あります。
それぞれの星が示す役割をかんたんにまとめたので、自分の使命星がなにを示しているのかを確認してみましょう。
貫索星(かんさくせい)
貫索星は「マイペースの星」です。
自分の好きなことを、自分に合ったやり方で、自分のペースで進められている状況が重要です。また、誰かを・何かを守ることこそがあなたの使命になります。成功も失敗もすべてが自分の努力次第。大切なものを守り抜く意志を持ちましょう。
石門星(せきもんせい)
石門星は「人脈の星」です。
生涯を通して、たくさんの人と出会い、交流し、人脈を広げていってください。その人脈があなたの財産となってあなたを助けてくれます。出会った人とはできるだけ長い付き合いを心がけましょう。相手に対して、感謝と尊敬の念を忘れないことです。
鳳閣星(ほうかくせい)
鳳閣星は「娯楽の星」です。
自分が親しんだ趣味や楽しみがやがて人を導いていきます。それを生かすためには教養を身に付ける努力を惜しまないことです。自分をしっかりコントロールする気持ちを忘れずに。遊び心を大事にしましょう。
調舒星(ちょうじょせい)
調舒星は「孤高の星」です。
あなたには特別な感性と才能が備わっているので、自分にしかできないオンリーワンの役割を担うことがあなたの使命です。それを生かすためには周りに流されないことと、孤独に強くなることです。自分自身を磨くことに専念してください。
禄存星(ろくぞんせい)
禄存星は「奉仕の星」です。
困っている人には積極的に手を差し伸べて助けてあげましょう。周りから頼りにされることが原動力となります。ただし波長が合わない人にはただのお節介になってしまうので注意してください。相手を尊重し、見返りを求めない、おおらかな精神を身に付けましょう。
司禄星(しろくせい)
司禄星は「蓄積の星」です。
日々の生活で得られる小さな愛情、経験、財産、知識、精神の積み重ねを大切にしてください。その蓄積が社会的な信用とあなたという人間の信頼へとつながっていきます。焦らずにひとつひとつ積み重ねていってください。
車騎星(しゃきせい)
車騎星は「行動力の星」です。
この星はとにかく考えるよりも行動が先!という星です。そのため、いつでも自由に動けるように常に身軽な環境づくりを心がけてください。そしてチャンスが来たら躊躇わずにポンっと飛び込んでいきましょう。少し厳しい道のりの方が満足感は高まります。
牽牛星(けんぎゅうせい)
牽牛星は「プライドの星」です。
自分自身にきちんと誇りを持って、自分から見ても他人から見ても人として恥ずかしくない生き方を心がけてください。責任のあるポジションに身を置くほど満足感が高まります。その品行方正な姿勢に人は羨望のまなざしを向けるでしょう。
龍高星(りゅうこうせい)
龍高星は「ロマンの星」です。
形式や規定にとらわれず、常識の枠内にとどまらず、誰の束縛も受けず、自分の信じる道を黙々と進んでください。人生にユニークさを感じられなくなると生きがいを失い、ただの放浪者になってしまいます。つねに目的を持って、新しいものに触れ、経験値を上げていくことを忘れないで。
玉堂星(ぎょくどうせい)
玉堂星は「学びの星」です。
どこにいても、いくつになっても何かを学び、吸収する姿勢を持ち続けてください。「知恵は身を助ける」を実践することで幸せをつかんでいきます。そして学んだ知識は出し惜しみしないで他人に教えていくのもあなたの務めの内です。いろいろな体験をして自分の見聞を広げていきましょう。
伴星は自分に足りないものでもある
伴星はあなたの導きになる星なので、大抵の場合はご本人にとってなかなか成しがたい・活用するのが難しい星になる可能性が高いです。
しかし、自分にとってなかなか実践するのが難しいからこそ、伴星が示す生き方を意識することで、「自分の人生がより良いものに向かい、自分だけでなく他者をも照らせる存在になり得ますよ」というのが伴星の意義になります。
たとえば、こちらのAさんの陽占図をみてみましょう。
陽占図内の伴星以外の星はAさんの個性を表す星になります。とくにこのオレンジ色の十字で囲われた星の配置からその人の特徴をとらえていきます。
この陽占図の見方に関してはこちらの記事▼
算命学の表の見方・陽占図編/仕事も恋愛も算命学でその傾向がわかる!?
算命学ではこのAさんの陽占図をみれば、Aさんは真面目な努力家さんではありますが、真面目ゆえに考えすぎてなかなか行動に移しにくい人であろうことが想像できるんですね。
そして、そんな「なかなか行動に移せないAさん」の伴星が「車騎星」になっています。車騎星は行動力・決断力の星です。いわば行動力はAさんの「足りないところ」であり、だからこそ「行動力を意識しようね」と伴星がAさんに訴えかけている構図になります。
このニュアンス伝わるかな?
では、Bさんの場合もみてみましょう。
こちらの陽占図をみると、Bさんは自由人でマイペースがゆえに自分のことに没頭しがちな人だと思われます。そんなBさんの伴星は「禄存星」。禄存星は奉仕の星なので「YOU、もっと他人に興味もって人に親切にしなよ」って投げかけているようなイメージになります。
もちろんそうじゃない場合もありますよ。もしあなたの伴星と陽占図の中央にある星が一致しているなら、自分が感じた通りにふるまうことこそが他人の幸せにもつながっていく、自分が持っている性質と使命に矛盾が少ない生き方ができる人だということです。
伴星(使命星)のまとめ
今回は伴星(別名:使命星)についての紹介でした。
自分の伴星に納得はできたでしょうか?
自分の特性や運勢などもっと詳しく知りたい方は、ぜひ有伽堂きりんの算命学鑑定を受けてみてくださいね。自分でも算命学をできるようになりたい方は、有伽堂きりんの自宅で学べる算命学講座へ!
ここまで読んでくれてありがとう。
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