有伽堂きりんの算命学ブログ

算命学鑑定・算命学にまつわるあれこれを中心に綴っています

恋愛相談で占い師ができること・できないこと

以前Twitterで、恋愛相談について日ごろ感じていたことを、結構思い切ってつぶやいてみました。

それがこちら▼

 

怒られるかな(誰に?)とドキドキしていたのですが、予想をはるかに超えた反響をもらいましたので、せっかくだから今回はこれについて詳しく掘り下げていきます。

 

 

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恋愛相談でよくある質問と正直な気持ち

ツイッターでつぶやいた6項目は、占い師なら誰もが聞かれたことがある質問ではないでしょうか。

 

1.相手の気持ち

2.自分をどう思っているか

3.告白する勇気がでない

4.セフレ問題

5.セフレから恋人へ

6.不倫問題

 

とくに1〜3なんて、恋愛における永遠のテーマだと思います。

それに「これを知りたいから占いに行くんだろ?」という意見ももちろんあります。

 

つぶやきの内容はわたしの本音ではあるのですが、ではなぜそんな風に思っているのかご説明させてください。

 

1.相手の気持ち2.自分をどう思っているかについて

この2つは突き詰めたらほぼ同じ意味なんですけどね。恋愛に限らず、あらゆる人間関係に通じる悩みです。

 

この質問に対して、わたしが「直接本人に聞いて欲しい」と考える理由は、はっきり言って「わからない」からです!!

有伽堂きりんが占いで向き合っているのは、あくまで依頼者さま本人であって、相手の方の顔も知らないのです。

 

たしかにタロットを引けば、それなりの意味は読み取ることができます。お話を伺う中で受ける印象もあります。

おそらくそれらがまったく見当違いってことはないでしょう。

とくにタロットの回答にハズレはありません。

 

それでもやはり、知らない相手の方の気持ちを勝手に「こうですよ!」というには抵抗があるんですよね…

たとえわたしにエスパーみたいな能力があって、人の気持ちが読めたとしても、わたしがそれを依頼者さまに伝えることはないと思います。

 

だから、わたしが依頼者さまに「相手はどう思っている?」って聞かれたら、まずなぜそれを知りたいのかを探ります。大抵の場合、簡単にいうと「相手と仲良くなりたい」のです。

そしたら、気持ち云々よりも、わたしは「相手と仲良くなるにはどうしたらいいか」という行動の指針を占うことにしています。

 

ただ、あくまでユウカの占いスタンスの話であって、「彼の気持ちは?」と聞いて「彼はこう思っている」とはっきり答えてくれる占い師さんもいます。

そして、そんな風にはっきり言い切ってもらえたら、自分から行動する勇気も出ますよね。反対に「全然ダメ!」って言われたら諦める決心がつく人もいるでしょう。

 

その辺については、やはり占い師ごとの占いスタンスや占術、得意としている分野にもよるので、ご自身のお好みで選んでいただければと思います。

 

3.告白する勇気がでないについて

これができたら苦労しませんよね…

それこそ占い師なんて要らないよねーーー

「直接言えないんだよー!!そんな単純じゃないんだよ!!」と叫ぶ気持ちは重々承知しています。

 

かくいうわたしは、その昔片思いをこじらせまして、自分から「好きだ」といえずに9年も片思いして過ごした上にフラれたという経験があるんですよ…

 

そうです。その相手にフラれて学んだんです。

どんな結果になっても絶対に気持ちは直接伝えた方がいいって!!

しかもそこそこいい頃合いで!!

 

正直フラれた瞬間に「これでやっと終わった」とホッとした自分もいたんですよね。

散々泣いたり、これまでのことを思い出して悲しんだり、怒ったりしたんですけど「あーもう仕方ないや」って。

だって9年ですよ?出会って9年間、一緒に遊んで、それなり過ごしてきて、人間性も分かったうえで「お前と付き合うのは無理」ってなってるんだからね。

 

そして次に思ったことが「この9年間は何だったんだろう」です。

無駄だったとは言いません。

でも、今までいくらでもあったチャンスの中でもっと早いうちに決着付けていれば、確実に今もっと違う未来だっただろうなーと。

おそらく3年目くらいで告白してても結果は同じだっただろうし、そしたらその後もっといい男との幸せがあった可能性もあります。

 

逆に、出会って3ヶ月目くらいの方が可能性は高かったと今では思います。

そんなこんなで、わたしの後悔は恋愛ヘタレだったことです。

 

わたしの情けない体験談を踏まえて、片思い相談では「好きだったら勇気を出して相手に直接言ってもらいたい」と願っています。

 

というわけで、わたしのセッションでは、自分から告白する勇気がちょっとでも増えるように「どうするのが効果的なアプローチか」「どこをアピールした方がいいか」などを占います。

占いに来てくれたあなたが、勇気をだして、相手と上手くいったらこんなに嬉しいことはありませんよ。

 

4.セフレ問題と5.セフレから恋人へについて

わたしのブログの中で一番読まれている記事が、セフレについて書いたものです。

わたしはセフレ自体は悪いことだとは一切思いません。成人がお互いの合意の上でセックスをすることに関して何の問題もありません。

 

ただ難しいのが「一方に恋愛感情がある場合」ですよね。

 

セフレを脱却して恋人になりたい。

わたしの本心はね、依頼者さまがそう望んでいるなら、願いよ叶え!って思いながらタロットを引いています。

 

ただこのようなご相談を受けていて、セフレの延長上に恋人があると思っている方がいらっしゃるのですが、「セフレ」と「恋人」は別物だと思います。

 

セフレから恋人になるためには、まずはセフレじゃなくなる必要がありますよね。セフレじゃなくなる第一歩目はセックスをしないことです。セックスをしなければとりあえずセフレではなくなります。

なんとか問答みたいになっていますが…

 

では、恋人になりたい人はどうするか?

恋人になる前段階では、2人で出かける機会を増やそうとしますよね。このデートの段階で何の約束もしないままセックスするとセフレになります。

セックスなしで会ってくれるか、さらには自分の行きたい場所へ一緒に行ってくれるか、用事がなくても連絡をくれるか、ひとまずここら辺が相手が自分を恋人にする気があるかどうかの基準になります。

 

しかし、最終的にセフレから恋人にしてくれるかどうかは、やっぱり直接相手に聞くしかありません。友達以上恋人未満な関係にモヤモヤしているなら、ひとこと「わたしたちどういう関係?」って聞くしかない!!

 

「聞く勇気がでないんだよー」って前述からのループにハマりますね(笑)

わたしのタロット占いでは「相手が自分を恋人として意識するようになるにはどうすればいいか」を占うことは可能です。

しかし、どんなに一生懸命わたしがタロットを引こうとも、最終的にはご本人さんの勇気にかかってきます。

こればっかりはわたしではどうしようもできないのです。

 

6.不倫問題について

Twitterでの「不倫を経て、結婚なり、円満な関係になったとしても、後々高確率で不倫されるまたは不倫する」というのは周りにいた何組かを見てきた感想です。(むかし飲み屋でアルバイトしてたのでいろんな方がいらっしゃいました)

 

でも、そうじゃないカップルももちろんいます。わたしの知人に、もともと不倫相手だった人と再婚して何十年と連れ添うご夫婦がいます。

 

その旦那さんが「今思えば、最初の結婚では年齢や世間の目など適当な理由を付けてなんとなく結婚してしまった。でも今の妻に出会って、本当に心が通じ合うとはこういうことかと思ったんだ。その思いは年を取った今も変わらない。そしてなんとなく結婚してしまった最初の妻には申し訳なかったと思っている。」と言っていたのが印象的でした。

 

不倫も永遠のテーマですよね。この件に関しては、占い師でもかなりスタンスが割れます。「不倫は絶対に占いません」という占い師さんもいれば、「不倫相談専門」の占い師さんもいらっしゃいます。

 

わたしはといいますと、不倫自体は「やっても仕方がない」と思っています。だって好きになっちゃったんだもん。できれば不倫じゃなくて公な付き合いをしたかったと思いますし、でも結果不倫だったんだなと思っています。

他人がとやかくいうことではないかな。

 

なので、不倫についてのご相談でも断ることはありません。実際にご相談を受けたこともありますし、偏見も色眼鏡もなく通常通りお話をうかがいます。

ただ、得意ではありません(笑)

わたしは片思いの段階で長年こじらせていた奴ですからね。わたしに不倫問題は難易度高めですよ…

 

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占いは選択肢の提案をする場所

正直なところ、この投稿は「ちょっと表現が過激になっちゃったかな」と思いながらつぶやきました。「これは反対意見もあるだろうなー」とも思いました。

 

でもまさかこんなに反響をいただけるとは予想していなかったので、このままではめちゃくちゃ辛口占い師みたいな印象になっちゃうし、「恋愛相談?ペッ!」みたいな風に思われるのは、わたしのなりたい占い師像ではありませんので、はたして何人の方がここまで呼んでくださるかは分かりませんが、ブログで掘り下げておこうと思った次第です。

 

あ、決して反対意見が多かったわけではありません。それどころが好意的な意見の方が多かったです。

ありがとうございます。

 

いち占い師であるわたしとしては、占いは「選択肢の提案」だと考えています。それを聞いたうえで、実行するかどうかは受け取った本人が決めることです。

 

天気予報に例えると分かりやすいと思っているんですけど、天気予報で「夕方から雨がふる」と出るのが占術で(わたしの場合はタロットか算命学)、「夕方から雨です。傘を持って出かけましょう。」と伝えるのが占い師、それを聞いて「傘をもっていく」のが依頼者さまです。

 

さらにいえば「通勤なら傘がいいけど、自転車に乗るなら雨合羽がいいし、アウトドアするなら大きいテントがあると安心ですよ」などの目的に合った選択肢を示すのが占い師の仕事だと思っていますし、できるだけ後悔のない選択をしていただきたいと願っています。

 

また、当然依頼者さまは「傘を持っていかない」という選択もできます。

「この道具でいきたい」というこだわりがある場合には、ぜひその意思にしたがってください。

 

というわけで、たった140字のできごとからなんと4,000字以上の補足にまで発展してしまいました。

ひとつ言いたいのは「わたしはそんなに怖い占い師ではないよ」ということです!

 

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

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