庭先に水仙が咲きだして明るい季節になってきたと思う今日このごろですが、春先の寒暖差で身体の対応が追い付かず、イライラ、ダルイ、眠い、疲れる…
こんな風になんとなーく体調がすぐれない人も多いのではないでしょうか。実は、春は気持ちのコントロールが利きにくい季節なんです。
今回はそんな春の体調管理のお話です。
はじめに、中医学の基礎知識
これから紹介する内容は中医学を基にしたお話です。
中医学では、カラダは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓から成り立っていて、これらが人体の生命活動の中心であると考えられています。西洋医学の臓器とほぼ呼び名は同じですが、中医学ではその臓器が関係しているはたらきなどを含めてもう少し広い意味でとらえています。
五臓は「春、夏、土用、秋、冬」の各季節と対応し、それぞれの季節に対応するカラダの機能を調節する効果のある食材があります。自分の体調に応じて、機能調節効果のある食べ物を食べて体調管理をしましょうというのが薬膳の考え方です。
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気分が晴れないのは「肝」が弱っているから
春に対応する五臓は「肝」です。肝は自律神経を司り、体内の血と気の流れを調整する機能があります。肝が弱ると気持ちのコントロールが利きにくくなります。季節に関係なくても、最近なにかとイライラするときは肝が弱っているのかもしれません。目や筋肉ともかかわりが深く、目の充血、まぶたがピクピクしたり、足がつる場合も肝の不調が原因の一つだと考えられます。
運動不足で眼精疲労の多い現代人はとくに気をつけたい場所ですね。
また、 肝の機能が低下すると血がドロドロになって「瘀血」(おけつ)と呼ばれる血栓のような病気の元ができたり、「痰飲」(たんいん)という胃腸に体液が溜まった状態を引き起こします。
肝が弱ったときのおもな体調不良は、生理不順、食欲不振、肩こり、眼精疲労、筋肉疲労、倦怠感、情緒不安定(とくに怒り)です。シミやそばかすの原因にもなります。目、涙、爪に不調が現れやすく、目のかすみ、クマ、充血、ドライアイ、爪の色・割れなどがあった場合は重点的に肝を養生するのがおすすめ。
肝は「沈黙の臓器」といわれるほど疾患症状に気付きにくい場所ですので、体調の変化には十分注意していきましょうね。
肝を癒して元気をチャージする食材
五臓には、それぞれが持つ機能を調節するのに効果的な食材があります。
季節ごとのカラダの変調や変調時に現れる特徴などをおさえて、自分の弱りやすい臓器を知ることで体調管理に役立てることができます。
肝の機能を補うおもな食材は以下の通り
薬味:黒ゴマ
スパイス・香草:ミント、セージ、ローズマリー、シナモン、八角、ウコン、クミン
野菜:セロリ、三つ葉、ニラ、ウド、菜の花、春菊、トマト、オクラ、キャベツ、カブ、水菜
果物:いちご(ベリー類)、桃、かりん、梅、びわ
魚介類:貝類、エビ、イカ、タコ、アジ、タラ、うなぎ
その他:ジャスミン茶、マイカイ茶、海藻類(ひじき、昆布、わかめ)
肝を癒す食材にはハーブなどの「香りの強いもの」が多いんです。つまり、こんなに細かい食材の名前を憶えていなくても、ざっくり「いい匂いのする葉っぱ類は気分を安定させる」と覚えていればOKです。
とはいえ、ハーブ類はまだまだ日本の食卓で使うのは難しいのではないでしょうか。上の世代では苦手な人も多いですしね。そこで容易に取り入れる方法としては「お茶」がおすすめです。要はハーブティーです。世の中にがいろいろなハーブをお茶にしたものが流通しています。おやつのお供に日替わりで取り入れてみるのも楽しいかもしれませんね。ただお茶の品質には多少のこだわりを持ってください。
どうしても香りが強いものが苦手なら食卓を貝づくしにしてしまいましょう(笑)アサリの味噌汁や炊き込みご飯なんておいしいですよね~
生活に取り込みやすいのは黒ゴマですかね。ゆで野菜に上からパラパラっとしておけばなんかいい香りするでしょ?ご飯にかけるだけでもいい。
注意点として、ハーブ類はカラダを冷やす作用のものが多いので妊娠中や冷え性の人は気をつけましょう。そのほかにもキャベツは生の人参とは相性が悪いです。キャベツに合わせるときは人参は加熱したものを合わせるように。
また、ここでご紹介した食材や食べ合わせの良し悪しはごく一部です。そして人によって体調や体質、持病の有無などでもカラダへの負担加減は異なります。
やはり健康はバランスが大事ですので、そもそも「これだけ食べていればいい」というものではありません。体調に合わせながら、継続的に、意識的に日常に取り入れていくことが大切です。
あくまで「一般的」な目安になりますので、ご自身の体調に合わせて取り入れてくださいね。
算命学で自分の体質がわかるかも!?
中医学は陰陽五行説の思想をベースにできています。この陰陽五行説は古代中国で広まった思想で、東洋系思想の基礎として根付いているものです。
となると、古代中国発祥の算命学でも当然この陰陽五行説がベースになっています。
算命学では自分の命式内の五行バランスや星の組み合わせなどによって、カラダのどこに負担がかかりやすいのか、どういうときにどんな不調がでやすいのか、それはいつ頃なのか、といった目安を知ることができます。
たとえば、命式に木属性の星が一個もない人は「肝」機能に影響が出やすい、命式に子と未の組み合わせを持っているとストレスに弱いといったことなどがわかるのです。
有伽堂きりんの算命学鑑定では「健康」という項目を設け、あなたがどんな体調変調を起こしやすい性質を持っているかをまとめています。
もし五行バランスからみた自分の体質を知りたいと思った方は、ぜひ有伽堂きりんの算命学鑑定を受けてみてください(^^)/
個人的にきりんは命式に木属性がまったくなく、だからなのか春は好きだけど春先は苦手なんです。目に見えるほどの体調不良ではないのですが、なんとなーく調子が乗らない日が多くなります。最近は目の下がピクピクする……マズい(*_*;
うららかな春は気持ちがいいけど、暖かくなってきたと思えば急に寒くなったり、寒暖差だけでもぐったりするのも本音ですよね(;´Д`)
みなさまもどうかご自愛ください。