有伽堂きりんの算命学ブログ

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冬は老け込み注意!腎を補うエイジングケア食材で冬を乗り切ろう!

寒い日が続いていますね。冬は寒さによって新陳代謝が衰えて、なんとなく体を動かす気分にもならないので血液循環も悪くなりがちな季節です。恐ろしいことにカラダの循環が悪くなるとヒトは一気に老け込むんですよ!!そんなわけで、冬の健康は老化との戦いです。

今回はそんな冬の体調管理のお話。

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はじめに、中医学の基礎知識

これから紹介する内容は中医学を基にしたお話です。

中医学では、カラダは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓から成り立っていて、これらが人体の生命活動の中心であると考えられています。西洋医学の臓器とほぼ呼び名は同じですが、中医学ではその臓器が関係しているはたらきなどを含めてもう少し広い意味でとらえています。

 

五臓は「春、夏、土用、秋、冬」の各季節と対応し、それぞれの季節に対応するカラダの機能を調節する効果のある食材があります。自分の体調に応じて、機能調節効果のある食べ物を食べて体調管理をしましょうというのが薬膳の考え方です。

 

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冬は「腎」が大事!腎の役割とは?

冬に対応する五臓は「腎」です。腎はヒトの生命維持機能を担っている場所であり、新陳代謝が低下する冬はとくに腎に負担がかかりやすい季節です。その腎の機能が低下するとどうなるかというと…

老けます。

 

つまり、腎の衰えは老化に直結します。

そう!気を抜いていると、寒さで動きが鈍っている冬の間にどっぷり老け込む事態になりかねないのです!!(´゚д゚`))))

 

腎には肺同様に呼吸機能を支えたりカラダの水分量を調節するはたらきがあり、さらに骨の生成にもかかわっています。また、腎と膀胱は表裏一体。腎が機能しなくなると排尿機能が上手くはたらかず、尿の毒素が全身に行き渡ればヒトは死に至ります。

 

腎の主な不調は、めまい、生殖機能の低下、聴力の低下、だるさ、記憶力の衰え、頻尿、痛風、骨粗しょう症などです。症状がそこまでじゃなくても、腎が弱ると「耳」「髪」「唾液」に変化が生じやすいので、冬だけに限らずとも日ごろからカラダが出すサインに注目しましょう。耳鳴り、薄毛、髪のパサつき、口の中のベタつきや虫歯(唾液量が少なくなるため)が気になったら腎が弱っているのかもしれませんよ。

 

また、ホルモンバランスの変化も大きく影響されるので、女性にとっては妊娠中や閉経後などとくに体調が不安定になるときにも気にかけたいところです。

若いのに白髪が多い人も腎が弱い傾向があります。

 

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腎を補うエイジングケア食材

五臓には、それぞれが持つ機能を調節するのに効果的な食材があります。

季節ごとのカラダの変調や変調時に現れる特徴などをおさえて、自分の弱りやすい臓器を知っていると体調管理に役立てることができますよ。

腎の機能を補う主な食材は以下の通り(膀胱に良い食材も含む)

 

穀物:黒米、あわ、ハト麦

根菜類:さつまいも、山芋

豆類:黒豆

薬味:黒ゴマ、ミョウガ

スパイス・香草:シナモン、八角、花椒、ヨモギ、セリ、ウド

野菜:カリフラワー、キャベツ、ニラ、カブ、冬瓜、スイカ

果物:くるみ、銀杏、ベリー類、さくらんぼ、ブドウ(レーズン)、キウイ

魚介類:エビ、カキ、カツオ、ブリ、タイ、いしもち、うなぎ、イカ

肉類:豚肉、羊肉、鴨肉

その他:海藻類(ひじき、昆布、わかめ)、黒きくらげ

 

実は腎を補うエイジングケア食材には「黒色の食べ物」が多いんです。つまり、こんなに細かい食材の名前を憶えていなくても、ざっくり「黒い食べ物には若返り効果がある」と覚えておけばOK。

 

中でもおすすめは黒きくらげです。若返りパワーに加えて、血を増やして巡らせる効果があるので、くすんだ肌色も明るくしてくれます!きくらげは食感がコリコリしているだけで味がないため、いろいろな料理に適当にブッ込んでも大丈夫。「きくらげは中華料理のもの」は偏見です。

 

もっと生活に取り込みやすいのは黒ゴマですかね。ゆで野菜に上からパラパラっとしておけばなんかいい香りするでしょ?ご飯に塩昆布という手もあります。もっとめんどくさければとりあえず昆布茶を飲んでください。

 

注意点として、ブドウと海産物(エビ、海藻、魚)は食べ合わせがよくありませんので同時間帯に食べるのはやめましょう。

 

また、ここでご紹介した食材や食べ合わせの良し悪しはごく一部です。そして人によって体調や体質、持病の有無などでもカラダへの負担加減は異なります。

あくまで「一般的」な目安になりますので、ご自身の体調に合わせて取り入れてくださいね。

 

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算命学で自分の体質がわかるかも!?

中医学は陰陽五行説の思想をベースにできています。この陰陽五行説は古代中国で広まった思想で、東洋系思想の基礎として根付いているものです。

となると、古代中国発祥の算命学でも当然この陰陽五行説がベースになっています。

 

算命学では自分の命式内の五行バランスや星の組み合わせなどによって、カラダのどこに負担がかかりやすいのか、どういうときにどんな不調がでやすいのか、それはいつ頃なのか、といった目安を知ることができます。

 

たとえば、命式に木属性の星が一個もない人は「肝」機能に影響が出やすい、命式に子と未の組み合わせを持っているとストレスに弱いといったことなどがわかるのです。

 

有伽堂きりんの算命学鑑定では「健康」という項目を設け、あなたがどんな体調変調を起こしやすい性質を持っているかをまとめています。

もし五行バランスからみた自分の体質を知りたいと思った方は、ぜひ有伽堂きりんの算命学鑑定を受けてみてください(^^)/

 

寒い日が続くとなんとなく気が滅入ったり、動きも鈍くなりますよね。しかもとくに今年は外出もままならない状況が続いています。わたしの住む地域なんて雪がどっさり降って強制的に外出制限がかけられることもしばしば。

おうちに引きこもっているうちにすっかり老け込み、いざ春になったら「あれ?どこの家のおばさん?おっさんかしら?」なんてことは避けたい事態です。

 

冬こそ黒い食材を食卓に並べて、目指せ見た目マイナス5歳!!(古い?)ですよ(; ・`д・´)

なんてふざけたことをいってはおりますが、単純に体調の崩しやすい季節ですから、みなさまどうかご自愛くださいね。