こんにちは
タロット占い屋 ユウカ です。
今回は久しぶりに占いに関係ない、インド旅行をした時の話です。
このブログはただの思い出話なので、観光用の情報を探している方には役に立たないと思います。ヒマつぶしに楽しんでください。
わたしが滞在したのは3週間ほどで、コルカタからデリーまでの北部と山間部のマナリーです。今回はその中で非常にエキセントリックな町だったバラナシについての思い出をたどります。
バラナシは、ヴァーラーナシー、ワラナシなどとも呼ばれている、ガンジス川沿いに位置するヒンドゥー教の一大聖地です。
わたしは今まで20ヶ国以上訪れたことがありますが、その中でもインドは独特です。
どこの国とも似ていません。
しかもこのバラナシという都市はインドの中でも、特徴的な町の一つではないでしょうか。街の中は迷路のような細い路地が入り組んでいて、方向音痴のわたしは気を抜くとすぐ迷子になってしまいます。道が細すぎて車は通りません。
ちなみに訪れたのは7月で、現地では雨季にあたり、ガンジス川の水量が多かったです。
現地では「ガンガー」と呼びます。本来はガンジス川の女神さまの名前ですが、川自体をガンガーと呼んでいます。わたしもガンジス川は未だにガンガーと言ってしまします。
ガンガーでは、沐浴、祈り、洗濯、歯磨き、風呂、トイレ、川遊び、葬儀、などなんでもあり。めっちゃ汚いです。
▲こちらは宗教的儀式の沐浴中
そんな素敵な町バラナシに訪れた日本人の間では、1つ共通のテーマがあります。
ガンガーに入るか、否か?
世界一清潔な国、日本から訪れた我々(主観)には、このバラナシの汚さはケタ外れです。当然「ガンガーに入ると体調を崩す」というウワサが飛び交います。
この時はバックパッカーなので、この先ヨーロッパに向かう予定でしたし、まだまだ旅は長いです。ここで体調を崩すわけにはいかない!!
とか言いながら、わたしは最初から入る予定でした。
せっかくここまで来たのだから入らなきゃ損です。日本に帰った時にわたしの周りで「ガンジス川に入ったことがある奴」はそうそういません。
では早速入水!!
イエーイ(/・ω・)/ Tシャツがソウルキングなのも乙です!
雨期で水量もあってちゃんと川としての流れもあったからかそんなに嫌な感じはしませんでした。でも顔をつける気にはならなかったので、肩まで浸かって終了です。
今気が付きましたが、この日は父の誕生日でした。
まさか父も、自分の誕生日に娘が異国でガンジス川に入っているとは思ってもみなかったでしょう…
これでわたしは晴れて「ガンジス川に入ったことがある奴」になれました!
ガンガーの入水のほかにも楽しみ方はいろいろあります。
まずは、ヨガ
日本でヨガというと、スマートな女性が楽しむイメージがありますが、本場は立派なおじさんが教えてくれます。見た目は普通のおじさんですが、本気出すと鶴太郎さんみたいになります。
次は、夜のお祈り(?)です。
お祭りみたいですが、これは19時~21時の2時間(たしか)毎日開催されています。
毎日この規模のお祈りをしているのも驚きですが、それよりも現地の人が数千人くらい見に来ていることの方に驚きました。しかも毎日ちゃんと来る。
こうしてみると一番手前のお兄さんがイケメンです…
しかも何気にカメラ目線ですね…
ガンガーの朝日は、日本人で言うと富士山のご来光と同等の輝きだそうです。
だた、雨季は雲が多いのでなかなかいい感じに見える日は少ないです…
バラナシは観光地です。日本人以外にも欧米人ももちろんいます。
ですから普通に欧州風のカフェや飲食店もちゃんとあります。
しかし生ものなどを食べるときは注意が必要です。というか基本的にはインドで生ものは食べません。
そんなバラナシで、唯一生ものを食べても大丈夫というお店がこちら!!
ヨーグルト屋さんです!
すごくない?伝わる?ヨーグルトだよ?
しかもめっちゃ見た目がかわいい。
このころインスタ流行ってなかったから、写真がこんなんだけど、今だったらめっちゃ「映え」らすよね。今もこの店あるかは知らんけど。
というか、インドでヨーグルト食べられるだけでもすごいのに生のフルーツまで乗ってるとか衝撃的でした。旅中はどうしても野菜や果物を取らなくなるので、ヨーグルトが食べられるなんてほんとにありがたかったです。
だたし、こちらのヨーグルト屋さんがある路地の一番突き当りが火葬場となっているので、店先でヨーグルトを食べていると、お葬式最中の方々がタンカーにご遺体を乗せて目の前を通過していきます…
あ、ご遺体は大抵カラフルな布に包まれているので直接見えるわけではありませんが…
バラナシのお葬式では、ご遺体は火葬した後、灰はガンガーに流します。しかし火葬はお金がかかるので、金銭的に厳しいお宅は焼かずにそのままご遺体をガンガーに流しますそうです。
たまに旅行記などで「ガンガーに流れる死体を見た」ということが書いてあったりしますが、わたしは見ませんでしたね。
とにかくバラナシはエキセントリックな町です。
この町にもう一回行きたいと思えるほど面白かったです。
あ、もう一つエキセントリックなこと忘れてた…
たまに野良牛に出会います。
日本では、犬のフンを踏んでしまうことがありますが、インドでは油断すると牛のフンを踏む可能性があります。
ヒンドゥー教では牛は神様の使いなので、神聖な生き物なんですね。だから牛を食べることは宗教上禁止されています。
と聞くと、さぞお牛様は崇め奉られているとお思いでしょうが、現実は全然そんなことないです。たしかに殺したり、変にいじめたりはしませんが、路地をふさいでいたり、家に入り込もうとしたときには、めっちゃ尻をベシベシ叩かれています。
最後に、バラナシの後アーグラ―を経てこの1週間後くらいにニューデリーについたのですが、そこでこんな状態になりました。
お腹を壊しました。今のところ人生最初で最後の点滴です。
いろんな人に、やっぱりガンジス川が…といわれましたが、わたしは自分がガンガーに入った時に少しも違和感を感じなかった自分の直感を信じているので、ガンガーに入ったせいではないと今でも思っています。
まぁ、インドではお腹を壊す要因は山ほどありますから…
このときはインド入りして2週間が過ぎた頃でした。お隣の人は旅中に出会ったお仲間なんですが、ほかにも数人仲間がいまして、みんな同じような頃に具合を悪くしていました。
結論、インドは2週間過ぎたころに洗礼が来る。
以上、わたしのバラナシの思い出でした。
あ、見出しですが、日本にはガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)
という本と同名の映画があるのですが、実際のガンジス川は想像より川幅があり、雨季は水量が多く、流れも急なので、素人がガンジス川でバタフライをしようとするのは大変危険だと思いました。というか結構高確率で死ぬんじゃないかな。
乾季はわからないけどね。
それだけの話です!
読んでくれてありがとう(*´▽`*)
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