有伽堂きりんの算命学ブログ

算命学鑑定・算命学にまつわるあれこれを中心に綴っています

No.31【甲午】心やさしきお人好し

算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。

 

31番【甲午】きのえうま(こうぼくのうま)

甲午の干支を持つ人は、やさしく、思いやりのある人です。財運もあります。

一方で、引っ込み思案なところがあり、前衛的に行動を起こす人ではなく、いつでも一歩下がって細やかに神経を使うような動き方をします。

 

奉仕的な生き方に向いていて、医療・介護・福祉・慈善活動など「人を助ける」ような仕事がおすすめです。人徳が高く、人望も集まりますが、本人はどことなく孤独感を抱えることになりそうです。

お人好しでもあるので他人から都合よく使われないように気を付けてください。

 

日干支が【甲午】の場合

甲午の日生まれの人は、人徳が高く、心優しく、気配り上手な人です。自ら積極的に前に出ようとするより、人をサポートするような役割に向いています。現実的です。

家庭運は薄い傾向があります。配偶者や子供と反りが合わなかったり、でもなかなか離れられなかったり。いわゆる世間一般の「夫婦像」「家族像」に捕らわれない方がいいです。別居婚、事実婚なども選択肢に入れつつ、家族で居心地のいい距離感を探りましょう。

甲午のイメージ

天干:甲 

陰陽五行:陽木

象徴:物事の始まり、上に伸びる力

地支:午

陰陽五行:陽火

象徴:陰陽が交わるところ、爆発一歩手前

<イメージ>

賽の神のお焚き上げのようにごうごうと樹木が燃え上がるイメージです。自らの身体を燃やして、人々の豊作や繁栄を願いますが、加減を知らなければ自身はやがて燃え尽きてしまいます。

「賽の神」って行事あるよね?ご存じ?

 

甲午へのアドバイス

ラッキーカラー:白色、金色

開運行動:包丁(刃物)を研ぐ、貴金属を身に付ける

金性のエネルギーを補うことで、気のバランスを整えます。

 

 

「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。

そもそも「干支」ってなに?⇒「干支」という言葉を知っていますか?六十花甲子とは?

 

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No.30【癸巳】世渡り上手で執念深いヘビ

算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。

 

30番【癸巳】みずのとみ(きすいのみ)

癸巳の干支を持つ人は、人当たりがよく付き合いやすい人ですが、損得勘定をしっかり考えながら付き合うようなドライな一面もあります。表面と内面で二面性を持ちながらも、頭の回転が早く、要領がいい世渡り上手さんです。

 

人から嫌なことを言われたり、傷つけられたことは一生恨むような執念深さがあり、一度イヤになったら、表面をどんなに取り繕っていても心のシャッターは二度と開きません。

ただその執念深さや、反発心みたいなエネルギーを努力の原動力できる人でもあります。

 

内心に何を思おうとも人付き合い自体は得意なので、人と接する仕事に向いていています。割り切った関係を築くこともできるので、仕事においてそのさっぱりしている感じがかえってやりやすい場合もあるでしょう。

 

日干支が【癸巳】の場合

癸巳の日生まれの人は、多芸多才ですが一芸に絞って取り組む方が良い結果につながりやすいです。ただお酒の飲みすぎには注意を。大きな失敗をするときは酒が原因でしょう。また、家庭運は薄めです。親と意見が合わなかったり、配偶者に恵まれなかったり。ただし、難のある関係の方が本人の運は上がるというあまのじゃくな運勢の持ち主です。「自分の本心を出せる人」を相手に選ぶといいでしょう。

癸巳のイメージ

天干:癸 

陰陽五行:陰水

象徴:原理や規則に基づいて計画を立てる様、はかる

地支:巳

陰陽五行:陰火

象徴:起こす、すでに出来上がっている様

<イメージ>

ぬるめの温泉のイメージです。そばにいると居心地がよくてつい甘えたくなりますが、度が過ぎると、じわじわと温度を上げて自分のテリトリーから追い出します。負わせた火傷の跡はちょっとやそっとじゃ消えません。

 

癸巳へのアドバイス

ラッキーカラー:白色、緑色

開運行動:人と交流する、美味しいものを食べる、貴金属を身に付ける

 

他人に期待せず、期待は自分自身にしましょう。道は自分の力で切り開いていくものです。

 

 

「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。

そもそも「干支」ってなに?⇒「干支」という言葉を知っていますか?六十花甲子とは?

 

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No.29【壬辰】多芸多才だけど葛藤だらけの昇り龍

算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。

 

19番【壬辰】みずのえたつ(じんすいのたつ)

壬辰の干支を持つ人は二面性を抱えて内面の葛藤が強くなりやすいです。承認欲求からの人目が気になる慎重さと自分のルールを曲げない頑固さの両方を持っていたり、つねに物事を俯瞰でみている自分がいて、冷静さを持ちつつも、満たされない心を抱えていたりと、相反する精神がぐちゃぐちゃと共存しています。

 

はっきり言っちゃうとちょっと「めんどくさい奴」ともいえます。でも自分でもそう思っていることでしょう。そういう客観性がちゃんとあるのがいいところです。

 

また、知的で頭の回転が早く、多芸多才な人が多いです。勉強だけでなく芸術に通じる人も。なにか夢中になれるものがあると理想的ではあります。一度決めたらブレない芯の強さが良い方向に発揮されるでしょう。

 

日干支が【壬辰】の場合

壬辰の日生まれの人は、家系の最後をまとめる「墓守り」の役割を持ちます。このまとめ役の能力はほかのシチュエーションでも発揮され、高い観察力と面倒見がいいのもあり、よく他人の尻ぬぐいを任されがちです。

女性の場合はあまり男運がよくありません。色事に惑わされないように。家庭に入るより仕事に精を出す方が向いています。

壬辰のイメージ

天干:壬 

陰陽五行:陽水

象徴:妊む、任す

地支:辰

陰陽五行:陽土

象徴:震える、蜃気楼のように揺れる様

<イメージ>

海から山へ昇っていく龍のイメージです。自分の姿をだれにも見られたく無いけど、本当は自分の存在をだれかに気付いてほしい、そんな思いを抱えつつ、目的地に向かってぐんぐん進んでいきます。

 

壬辰へのアドバイス

ラッキーカラー①:勢いを出したいなら白(金)

開運行動①:貴金属を身に着ける、身内と距離を置く

ラッキーカラー②:バランスを取りたいなら緑(青)

開運行動②:登山、植物や動物を育てる

 

 

 

「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。

そもそも「干支」ってなに?

「干支」という言葉を知っていますか?六十花甲子とは

 

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No.28【辛卯】品性と親近感をあわせ持つお嬢様学校出身の一般人

算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。

 

28番【辛卯】かのとう(しんきんのう)

辛卯の干支を持つ人は、愛情深く親切で面倒見がいい人です。上品な雰囲気の中に気さくさもあり、人から好かれやすい反面、頼まれ事はなんでも引き受けてしまうお人好しな部分もあります。

 

そんな愛情深さが裏目に出ると、つい手や口を出し過ぎてお節介になったり、相手に都合のいいように使われてしまう場合もあるので注意してください。

 

基本的に「辛」の人は、心身ともに「良いモノ好き」のブランド志向なのですが、辛卯の人は上品さは備えつつも根が庶民的なので、その一級品と自分自身のバランスが取りにくいかもしれません。自分自身の成長を目指し、教養を身に着け、その品位に見合う人になりましょう。

 

日干支が【辛卯】の場合

辛卯の日生まれの人は、華やかさを持ちながらも根は庶民。その慎ましい品性は人として理想型ともいえますが、ここ一番で勝負に出るには力が足りず、結局は一般の域を出ないところがあります。わりと優柔不断です。もっと地位をあげたいと望むのであれば「なにがなんでも自分で切り開いていく」といった逞しさが必要になってくるでしょう。

また、「一代運」なので、親などから二代目・三代目を受け継がない方がよく、地位や財産を生み出したとしてもだれにも跡は継がせず自分一代で幕を閉じる方がいいです。

 

辛卯のイメージ

天干:辛 

陰陽五行:陰金

象徴:新しい、改革

地支:卯

陰陽五行:陰木

象徴:茂る、覆い繁りすぎて行き詰る様子

<イメージ>

伸びた草を鎌で刈り取っていくイメージです。しかし鎌が小さくてなかなか上手く刈り取れない。このまま伸びる草に紛れて平穏に生きるのも良し。でも地位を得たいなら鎌の刃を研いだり、付け替えたりして、自分で絡まるツタをなんとかしないといけません。

 

辛卯へのアドバイス

ラッキーカラー:黄色(暖色系)

開運行動:田んぼや畑を耕す、本を読む

 

「どういう自分でありたいか」が大事です。そのままでももちろん素敵ですが、もっと高みを目指すなら自分で実力を付けていかなければなりません。

 

「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。

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No.27【庚寅】夢追い人、夢に溺れる

算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。

 

27番【庚寅】かのえとら(こうきんのとら)

庚寅の干支を持つ人は向上心が強くパワフルな人です。でも肉体自体は丈夫な方ではありません。理想が高くなりがちで、それも理想というよりもはや夢物語に近いような発想なので、追いかけては挫折し、また新たな夢を追う、というようなこと永遠と繰り返していく傾向があります。

 

そのため、つねに理想と現実、そして自分とのギャップを抱えて生きることになります。精神的な葛藤は避けられません。ただし、夢を追いかける姿はまぶしく魅力にあふれていて人から好かれやすいでしょう。失敗しても悪気があるわけではないのでなんだかんだ憎めない愛嬌があります。

 

平穏無事な人生を望むなら、高すぎる理想をどうにかしなければなりません。理想と現実のギャップが大きいほど、自分自身は揺さぶられ疲弊してしまいます。

現実を見据えて夢をあきらめる勇気も、自分の実力に向き合う勇気も、理想を捨てて妥協する勇気もときには必要です。理想が高いことは悪いことではありませんが、それに苦しめられていたら本末転倒。何事もやり過ぎるのはよくありません。バランスが大事です。

 

日干支が【庚寅】の場合

戊寅の日生まれの人は、家庭運があまりよくありません。とくに女性に出やすいです。理想が高すぎる気質は異性や人間関係にも適応され、何事にも完璧を求め、完璧を目指してしまうのでそれに付き合う方は疲れてしまい、果ては自分自身も疲れさせます。「ほどほどに」が受け入れられるようになると変な力が抜けて、もともとの向上心もいい方向へ進むでしょう。

庚寅のイメージ

天干:庚 

陰陽五行:陽土

象徴:不格好な枝を切り落とし剪定する様、刃物

地支:寅

陰陽五行:陽木

象徴:枝が伸びる様、大きな木

<イメージ>

伸びる枝を次々に切り落としていくイメージです。いびつな形の枝は許せない!でももしかしたらそのいびつさが魅力的に見える瞬間があるかもしれません。そんなに毎回きっちり切り揃えていたら疲れてしまうし、そんなに毎回完璧にできるわけもありません。

 

庚寅へのアドバイス

ラッキーカラー:赤色

開運行動:火を焚く行為、料理、薪割り

 

「当たり前に当たり前なことができること」が実は一番ありがたいことです。自分が「普通」であることに負い目なんていらないんですよ。

 

 

「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。

そもそも「干支」ってなに?⇒「干支」という言葉を知っていますか?六十花甲子とは?

 

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