算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。
27番【庚寅】かのえとら(こうきんのとら)
庚寅の干支を持つ人は向上心が強くパワフルな人です。でも肉体自体は丈夫な方ではありません。理想が高くなりがちで、それも理想というよりもはや夢物語に近いような発想なので、追いかけては挫折し、また新たな夢を追う、というようなこと永遠と繰り返していく傾向があります。
そのため、つねに理想と現実、そして自分とのギャップを抱えて生きることになります。精神的な葛藤は避けられません。ただし、夢を追いかける姿はまぶしく魅力にあふれていて人から好かれやすいでしょう。失敗しても悪気があるわけではないのでなんだかんだ憎めない愛嬌があります。
平穏無事な人生を望むなら、高すぎる理想をどうにかしなければなりません。理想と現実のギャップが大きいほど、自分自身は揺さぶられ疲弊してしまいます。
現実を見据えて夢をあきらめる勇気も、自分の実力に向き合う勇気も、理想を捨てて妥協する勇気もときには必要です。理想が高いことは悪いことではありませんが、それに苦しめられていたら本末転倒。何事もやり過ぎるのはよくありません。バランスが大事です。
日干支が【庚寅】の場合
戊寅の日生まれの人は、家庭運があまりよくありません。とくに女性に出やすいです。理想が高すぎる気質は異性や人間関係にも適応され、何事にも完璧を求め、完璧を目指してしまうのでそれに付き合う方は疲れてしまい、果ては自分自身も疲れさせます。「ほどほどに」が受け入れられるようになると変な力が抜けて、もともとの向上心もいい方向へ進むでしょう。

庚寅のイメージ
天干:庚
陰陽五行:陽土
象徴:不格好な枝を切り落とし剪定する様、刃物
地支:寅
陰陽五行:陽木
象徴:枝が伸びる様、大きな木
<イメージ>
伸びる枝を次々に切り落としていくイメージです。いびつな形の枝は許せない!でももしかしたらそのいびつさが魅力的に見える瞬間があるかもしれません。そんなに毎回きっちり切り揃えていたら疲れてしまうし、そんなに毎回完璧にできるわけもありません。
庚寅へのアドバイス
ラッキーカラー:赤色
開運行動:火を焚く行為、料理、薪割り
「当たり前に当たり前なことができること」が実は一番ありがたいことです。自分が「普通」であることに負い目なんていらないんですよ。
「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。
そもそも「干支」ってなに?⇒「干支」という言葉を知っていますか?六十花甲子とは?
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