「算命学」という占いを知っていますか?「さんめいがく」と読みます。
算命学は、生年月日と性別をもとにその人が持っている運勢や特徴を読み解いていく古代中国発祥の占いです。
別名「算命術」とも「天中殺占い」ともいいます。もしかしたら「天中殺占い」の方が聞いたことがある人が多いかもしれませんね。ちなみに「てんちゅうさつ」と読みます。
今回は「算命学?なにそれおいしいの?」のようなまったく触れたことがない方に、「算命学でこんなことがわかるよー」という算命学のおいしさを伝えようの回です。
これを読んで、ちょっとでも興味をもってもらえたら嬉しいです(*´▽`*)
自分の「天中殺」と「命式」を出してみよう
算命学鑑定ではまず一番最初に、各個人を占うために必要な情報である「天中殺」「陰占図」「陽占図」の3つを割り出します。この3つがわかればもうすでにその人の特徴が大体わかるという優れものです。
しかもこれらは簡単に出せます。ネット上に無料で割り出せるサイトがたくさんあるので、まずは「算命学 無料」と検索し、サイトから自分の命式を出してみてください。とりあえず図を出すならこちらサイトがわかりやすいと思います。生年月日と性別を入れてポチっとしてみてね。自分の命式はスクショしておくと便利かも。
そうすると図が2つと天中殺が出てきます。
これを使って、架空のAさんをモデルに「こんな感じで鑑定していくよ」という鑑定のさわり部分をご紹介します。
※画像はきりんが作成する鑑定書から抜粋しています。
1. 天中殺をみる
天中殺の種類は全部で6種類あります。
みなさん十二支はご存知ですよね? ね、うし、とら、う、たつ…っていうアレです。あれを2つ1セットにしたものになります。
天中殺は、子丑天中殺、寅卯天中殺、辰巳天中殺、午未天中殺、申酉天中殺、戌亥天中殺の6種類です。
天中殺は必ずしも生まれた年の干支になるわけではありません。この天中殺だけでも「この天中殺の人はこんな人が多い」「この年には運気が下がる」「この天中殺とこの天中殺の人は相性がいい」などの特徴をよむことができます。
こちらのAさんは「子丑天中殺」ですね。「ねうしてんちゅうさつ」と読みます。
ここから、2020年(子年)と2021年(丑年)は行動や決断に注意が必要。上司とはイマイチかもしれないけど、世話焼きだから後輩には慕われるタイプかな……なんてことがわかります。
まずは自分が「なに天中殺」なのかを覚えておきましょう。
2. 陰占図をみる ※陰占図は別名「命式図」ともいいます。
陰占図では、その人の精神部分、内面的な特徴を読み取ることができます。この図にある星の組み合わせによって、その人のものごとの捉え方や考え方、生き方のベースがわかります。
とくに☆マークがついている部分を「日干」(にっかん)といい、ここにある星がその人の特徴を知るのに重要なポイントになります。
まずは自分の日干を確認しましょう。
日干について詳しくはこちら▼
自分の特性知りたくない?日干を確認してみよう!/算命学ブログ
Aさんの日干は「壬」ですね。
おおらかで志を高く持つ人なのかな~という風に想像できます。
3. 陽占図をみる ※陽占図は別名「宿命図」ともいいます。
陽占図では、その人の行動傾向を読み取ることができます。中央にある星を中心に、東は社会性(仕事や友人)、西は家庭(配偶者)、北は目上の人との関係(親や上司)、南は目下の人との関係(子供や部下)を表します。どの星がどこにあるのかがポイントです。また同じ星が複数ある場合やその配置によっても特徴が異なります。
とりあえず真ん中の「中央の星」は自分の主軸となるので覚えておきましょう。
また、◎の部分は「使命星」、別名:伴星ともいい、先祖からの贈り物とか神様からの課題とかいわれいる星で、その人の行動パターンというよりも本人の生き方を示す星になります。
そのほかの星については、右上の星は初年期(~20歳くらい)、右下の星は中年期(20~60歳くらい)、左下の星は晩年期(定年後)の特徴を示し、これをみればその人の一生がどんな流れになるかが見えてきます。
この陽占図はほかに「人体図」とも呼ばれ、中央=胸、北=頭、東=左手、西=右手、南=腹といったように人間の体に当てはめた言い方をすることもあります。
Aさんの陽占図をパッとみた印象では、安定感があって真面目で頭がよさそう、でも上司との折り合いは悪そう…という感じです。年を取るほど元気になっていくタイプ。あとはもう少しチャレンジ精神と身軽さがあるとさらに人生楽しくできるかな~……
といったように、この図だけでもこれだけの情報を見て取ることができるんですね。
算命学ではこの陰占図と陽占図の二つを合わせて「命式」と呼んでいます。
そしてきりんの算命学鑑定では、この天中殺と命式を中心にそのほかもろもろの細かい情報を加えながらその人の人間性を読み解いていきます。
算命学は人生のヒントになる
これまではいわゆる「輪」が重んじられた時代でした。この人の輪からはみ出さず、周りと足並みをそろえて世間を渡っていけることに価値がありました。しかし、今は「個」が重んじられる時代であり、いかに個性的であるかに価値が置かれてきているのです。そしてAI技術等が発展していくこれからは、ますます個の重要性は高まっていくでしょう。
しかし、いざ「じゃあ自分でどんな人なのかな?」って考えたときに「わたしはこんな人だよ!」とすぐに答えられるでしょうか。
よく「自分らしくしていればいいんだよ」といったりしますが、はたして「自分らしい」ってなんなんでしょうか。
これに答えるの難しくないですか?
決して算命学ならなんでもわかる!と言いたいわけではありません。占いなんかでその人のすべてがわかるはずがない。
しかし、算命学を使って「自分とはこんな人」の根っこ部分を知ることはできます。すると、なんでほかの人はできるのに私にはこれができないんだろう…とか、逆にこんな簡単なことがどうしてほかの人にはできないんだろう…とか、自分の得意なことってなんだろう…とか、あの人に惹かれるのはなぜなんだ…とか、普段なんとなく感じてきた自分の中の疑問の答えになるヒントになるんです。
また、なんだかんだ思うところがあっても「だってあなたはそういう星を持っているんだもん」といわれてしまえば、「そっか」としか言いようがない。
もちろんいい意味でね。これが案外腑におちたりするんだから算命学は面白くて、おいしいのです(^^♪
ぜひ生きるうえでのヒントとして活用してみて欲しいです。
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さて、今回は算命学のさわり部分をご紹介しましたが、これでなんとなく「こんなんをベースにしているんだな」というの感じていただけたでしょうか。ほかの記事ではもう少し詳しく、各天中殺や星の持つキーワードなどをご紹介したいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。