有伽堂きりんの算命学ブログ

算命学鑑定・算命学にまつわるあれこれを中心に綴っています

自分の特性知りたくない?日干を確認してみよう!/算命学ブログ

「算命学」という占いを知っていますか?「さんめいがく」と読みます。

算命学は、生年月日と性別をもとにその人が持っている運勢や特徴を読み解いていく古代中国発祥の占いです。

 

こんにちは。鑑定士・有伽堂きりんです。

前回は算命学鑑定のベースをざっくりと紹介しました▼

算命学って知っていますか?自分の命式を出してみよう

 

今回は、自分のものごとの考え方や捉え方などの基盤を知るうえで一番重要な「日干」の特徴をまとめました。日干は「にっかん」と読みます。

これがわかれば自分の大まかな特徴を知ることができます!

 

まずはこちらのサイトから自分の陰占図(別名:命式図)を出してみてください▼

自分の命式を知る | 算命学Stock

 図はスクショしておくと後で見やすいと思います。それではいってみましょう。

 <もくじ>

 

陰占図(命式図)の日干ってどれ?

架空モデルAさんの例▼

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ズバリここです。水色の〇のところ。表の作りがサイトや鑑定士によって多少異なっていても、横軸「日」と縦軸「干」が交わるところになります。だから「日干」です。

画像はきりんが作成する鑑定書から抜粋したもので、この日干部分にはもとから☆マークを付けて強調してあります。

 

日干は全部で10種類あり、干が十個でこれを「十干」(じっかん)と呼びます。とくに覚える必要はありませんが。

 

十干は、 

甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸

の10種類です。モデルAさんは「壬」ですね。あなたは何だったでしょうか?

ちなみにきりんは「庚」です。

 

十干それぞれが持つ特徴

十干それぞれが持つキーワードや特徴ををおおまかにまとめました。 

1.甲

読み方:「こう」または「きのえ」

日干が「甲」の人は、まっすぐで正直者、困っている人がいたら率先して助けてあげるような優しさがあります。道徳や規則、しきたりを大切にするような「守り」の意識が強い人になります。

欠点は、環境の変化に弱く融通が利かないところと、一度挫折するとなかなか立ち直れないところです。

 

甲の人は自分を一本の「樹木」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。木は育つ環境によって性質が変わります。そのため、自分はどんな人間でいたいのかを考え、それに合わせた環境に身を置くことが大切です。
また、木が短期間で急激に伸びるものではないように、結果が出るまでに時間がかかるタイプです。

 

2.乙

読み方:「おつ」または「きのと」

日干が「乙」の人は、協調性があり、どんな状況下でも上手に暮らしていけます。柔らかな見た目とは反対に意外と芯が強く、自分の考えはしっかり持っているので妥協はしません。乙も甲同様に「守り」の人ですが、甲が盾なら乙は薬です。困ったときにはそっとサポートしてくれる有難い存在です。

欠点は、積極性に欠けるところと嫉妬深いところです。受け身になってしまうことが多いので、度が過ぎると他人に依存する可能性があります。

 

乙の人は自分を一輪の「花」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。自分という花を美しく咲かせるための環境をいかに作っていくかが人生のポイントになります。また、種から開花するまで時間がかかるように、結果を出すのにはある程度の時間がかかりますが、目的に向かって確実に進んでいけるタイプです。

 

3.丙

読み方:「へい」または「ひのえ」

日干が「丙」の人は、明朗快活、細かいことは気にせず、さっぱりとしています。感情表現が豊かだったり、明るい雰囲気で周りを巻き込んだりと、自分の存在をアピールするのが上手です。

欠点は、気分屋なところと飽き性なところ、人の話を聞いていないところです。気性が激しいので合わない人とはとことん合いません。

 

丙の人は自分を「太陽」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。太陽の光は明るく周囲を照らしますが、寒い日には恋しく思われる一方で、夏の日差しのように強すぎれば鬱陶しく思われることもあります。それほど丙の人は強烈な存在感をもっているので、付いてくる人と同じくらい離れていく人も多くなります。

 

4.丁

読み方:「てい」または「ひのと」

日干が「丁」の人は、礼儀正しく温和で思いやりがあります。しかし、内面に燃えるような激しさを秘めているので、怒らせると非常に怖いです。不満は表面には出さないけれど根に持つタイプです。

欠点は、協調性がないところと短気なところ、柔和な外見と中身の激しさのギャップが大きいので誤解されやすいところです。

 

丁の人は自分を「ロウソクの灯」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。火は人間の生活には欠かせないアイテムであり、柔らかな炎は心を落ち着かせる効果もありますが、扱いを誤ると大火事を起こすこともあります。よって、自分自身をコントロールする力を身に付けることが大切です。

 

5.戊

読み方:「ぼ」または「つちのえ」

日干が「戊」の人は、落ち着いた雰囲気の頼れるしっかり者です。スピード感はありませんが確実に前進していきます。自然と人を引きつける魅力を持っています。でも人が寄ってくる割にはマイペースを崩しません。

欠点は、慎重過ぎるところと頑固なところです。あと面白み・ユーモアに欠けます。

 

戊の人は自分を「山」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。山のようにどっしりとした風格で人から頼りにされることが多い反面、山を登るように一歩一歩前進していくので、決して要領がいい方ではなく、成長にも時間がかかります。

 

6.己

読み方:「き」または「つちのと」

日干が「己」の人は、庶民的で気さくなので人から好かれやすく、多彩な知識で人を引きつけていきます。なんでもそつなくこなせるので問題を頼まれやすいですが、内面は周りが思うほどお人好しではなく、許容範囲を超えると一気に他人をふるい落とす怖さも備えています。

欠点は、優柔不断なところ、変化に弱く消極的なところです。

 

己の人は自分を「大地」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。存在するすべてのものの良いも悪いもなく、ありのままを受け止める雄大な大地の姿です。着実に地固めしながらじっくり進んでいきます。

 

7.庚

読み方:「こう」または「かのえ」

日干が「庚」の人は、正直者で正義感が強く、義理人情に厚い優しさを持っています。自分を鍛えるための研究は惜しまないので一つのことに精進できる人です。また、起伏の激しい人生になりやすいため、どんな状況下でも困難を乗り越えていく対応力と精神力が備わっています。

欠点は、こだわりが強いところとサボり癖があるところです。

 

庚の人は自分を「鋼鉄」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。鉄が錬磨されて初めて役立つものになるように、つねに自分を鍛える環境に身を置くことがポイントになります。楽な方へ流されながらの生活だと魅力が激減します。

 

8.辛

読み方:「しん」または「かのと」

日干が「辛」の人は、華があって魅力的、感性が鋭くブランド志向、地位・名誉・人気が好きです。モノを見る目が確かなので、辛の人に認められた人や物は一流になれる素質があります。

欠点は、わがまま、飽き性、見栄っ張りなところです。あと浪費家です。

 

辛の人は自分を「宝石」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。宝石が原石を磨き上げて初めて美しく輝くものであるように、その才能を発揮するにはつねに自分自身を磨かなければなりません。

 

9.壬

読み方:「じん」または「みずのえ」

日干が「壬」の人は、大きな心であらゆるものを受け入れる包容力があります。また根が束縛を嫌う好奇心旺盛な冒険者なので、ほどほどの幸せでは満足できない人が多く、総じてスケールの大きいことを望む傾向があります。

欠点は、目標がはっきりしていないと人間性がブレブレになるところ、怠け者なところです。あと売れない芸術家・芸人・役者のような夢追い人にハマりやすいです。

 

壬の人は自分を「大河」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。中国の黄河を彷彿とさせる海のように広く、ゆったりと流れる大きな川です。つねに目標を持って自分自身の土台をしっかり築いておかないと、ときとして襲いかかる荒波に飲み込まれてしまいます。

 

10.癸

読み方:「き」または「みずのと」

日干が「癸」の人は、慈愛に満ちていて尽くされるよりも断然尽くすタイプです。規則や道徳を重んじ、勤勉、どんな人ともどんな環境でもやっていける高い順応性を持っています。

欠点は、人の意見に流されやすいところ、心配性なところ、お節介なところです。

 

癸の人は自分を「雨」に見立てた生き方をすると、進む方向性がイメージしやすいでしょう。雨が大地に染みこみ、川になって、海になるのに時間がかかるのと同じで、成長はゆっくり型です。少なくとも10年単位で継続してください。

 

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どの日干が「良い」とか「悪い」とかではない

 日干はあなたの特徴を捉えるための基本の星です。どれが良いとか悪いとかではありません。どの十干にも違った魅力や能力があって欠点があります。長所はとことん伸ばし、短所とはうまく付き合っていくことが大切であり、それがあなたの人間力につながっていきます。

 

また今回触れた日干の特徴は、算命学に触れたことのない方へわかりやすくまとめた一部分になります。生まれた季節やそのほかさまざまな要素によって人の性質は成り立っています。

 

きりんの鑑定では、あなたの性質をいろいろな角度から判断し、総合的にまとめたあなただけのオリジナル鑑定書を作成しています。

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また、自分でも算命学をやってみたい!という方へ「知識ゼロでも算命学ができるようになる」を目的にオンライン講座をリリースしています。

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さて、今回はその人の特性を知るうえで最も重要な星「日干」についてご紹介しました。自分の特性に心当たりはありましたか?

ここまで読んでくれてありがとうございました。