有伽堂きりんの算命学ブログ

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あなたはなに天中殺?天中殺の捉え方とそれぞれの特徴/算命学ブログ

「天中殺(てんちゅうさつ)」は、東洋系命占(生年月日を使った占い)の算命学や四柱推命で使われている用語です。誰にでも巡ってくるある特定の期間を示すものであり、全部で6種類あります。算命学ではすべての人間はこの6種類のいずれかに属していることになっています。

この天中殺は、おもにその人の運勢を割り出すのに使用し、またその人がどの天中殺グループに属しているかによってその人の性質もわかります。

 

今回は前回からの続きで、天中殺の特徴をおおまかにご紹介します。

前の記事 >>>算命学の天中殺とは?天中殺の種類と意味

  

 

まずは自分の天中殺を出してみよう! 

まずは自分が何天中殺なのか知りましょう。下記サイトに生年月日を入力すると出てきますよ。

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全部で6種類あります。

・子丑天中殺(ねうしてんちゅうさつ)

・寅卯天中殺(とらうてんちゅうさつ)

・辰巳天中殺(たつみてんちゅうさつ)

・午未天中殺(うまひつじてんちゅうさつ)

・申酉天中殺(さるとりてんちゅうさつ)

・戌亥天中殺(いぬいてんちゅうさつ)

 

あなたはどの天中殺でしたか?

ちなみにきりんは戌亥天中殺です。

 

前回の記事で年運・月運・日運天中殺が「運気の隙間」にあたり、物事がスムーズに運ばれにくい期間になるよという説明をしています。

その期間はこの通りです▼

・年運天中殺 → 12年間の内2年間

・月運天中殺 → 12ヶ月の内2ヶ月間

・日運天中殺 → 12日の内2日間

これらは誰にでも巡ってくるものであり、天中殺の影響は年運>月運>日運の順に強く出ます。

なので、一般的に「天中殺とは年運天中殺」を指すことも頭の隅に入れておくと便利かもしれません。

 

〇〇天中殺ってどういうこと?捉え方は?

〇〇天中殺であることをものすごーく簡単にいうと、、

たとえば「戌亥天中殺の人は干支(えと)のイヌ年とイノシシ年のときが運気の隙間だよ」ってことです。

子丑天中殺ならネズミ年とウシ年、寅卯天中殺ならトラ年とウサギ年、辰巳天中殺ならタツ年とヘビ年、午未天中殺ならウマ年とヒツジ年、申酉天中殺ならサル年とトリ年の年がそれぞれ天中殺に該当します。

 

注意点は、算命学では独自の暦を使用するので、算命学の1年は立春~節分までとなっています。

ただし運気の変わり目はきっちり「この日からこの日までの間」ということではなく「だいたいこのくらいの期間」という認識になります。よってタイミングが少々前後する可能性があります。

 

この2年間はちょっと注意深く過ごそうねってことで、とりあえずこれだけわかっていれば十分です。

 

ちなみに2020年はネズミ年ですね。戌亥天中殺の人は天中殺があけたところで、子丑天中殺の人は今年と来年(2020年2月4日~2022年2月3日まで)は要注意ですよ(*'ω'*)ノ

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みなさん干支(えと)はご存知ですよね?12個あって別名「十二支」と呼ばれています。「干支の順番は神様へのあいさつをした順」という神話もありますし、昔から日本では年や日にち、時間や方角を示すのに十二支を使ってきました。

 

つまり、十二支は年だけでなく月や日にちも当てはめられていて、自分の天中殺と同じ十二支の月や日も運気の隙間に該当します。

月運天中殺の該当月はこちら▼

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月運天中殺をふまえると「寅卯天中殺の人はなにか大きな決断をするときには2月・3月はできたら避けた方がいいよ」ってことになります。

 

日運天中殺の該当日はカレンダーに書かれているオレンジ色の〇部分▼

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日運天中殺でも考え方は一緒です。「辰巳天中殺の人はたつの日とみの日が運気の隙間」に当たります。この画像のカレンダーだと18日と19日ですね。

 

たまにカレンダーでみかけるこれを「見たことあるけどなにこれ?」と思っていた人も多いと思います。そもそも干支が書いていないカレンダーもありますし。

実はこの干支は東洋系の占いで運勢を出すときに使っているんですよー。とらの日とみの日は金運が上がるとかね。身近な用途では、建設会社が家を建てるときの吉日をこの干支の具合で選んだりします。

とはいえ、わたしも普段とくに日運なんてそんなに気にしているわけではないのですが、なんか今日ツイていないな~(。-_-。)と感じた日が実は天中殺の日だったなんてことが結構あります。

 

さて、天中殺の捉え方はなんとなくご理解いただけたでしょうか。

厳密には「時運天中殺」も存在するのですが(1日に4時間程度ある)、人によっては深夜帯でほぼ毎日寝ているだけなこともあります。正直時間まで気にして生活していられませんのでわたしは気にしないことにしているし、ここでも説明はしません(笑)

また、天中殺とは反対に大運天中殺では運気が上がるわけですが(前回ご紹介大運天中殺の出し方はほかの天中殺とは異なって少々複雑であり、人によって期間の長さも違うのでこれも説明しません。

さらに、天中殺の影響を受けにくい人というのも存在するのですが、これはその人の命式をみてみないと判断できないのでもちろんここでは説明いたしません。というかできない……

それらを知りたい方はぜひ有伽堂きりんの算命学鑑定を受けてみてくださいね(^^)/

 

各天中殺の人はそれぞれどんな人?

自分の天中殺がなにか知っていると、運勢を割り出せるだけではなく、おおまかな性質も知ることができます。以下、各天中殺の人の特徴を簡単にまとめてみました。

 

【子丑天中殺グループ】

子丑天中殺の人は優しく穏やかで素直な人が多く、サービス精神が旺盛で世話好きです。「初代運」といって自分からスタートする環境で活躍します。

一度方針を決めたら、なかなか厳しい環境下でもコツコツ前進して成し遂げていきます。ただ情にもろいくて人から頼まれるとノーといえずにあれこれ一人で抱え込んでしまうこともあり、あんまり思いつめないようにしてください。

 

【寅卯天中殺グループ】

寅卯天中殺の人の特徴は、パワフルな前進力にあります。目的を成し遂げようとするその姿はまるでブルドーザーのようです。明るくてタフ、面倒見がいいので人から好かれやすいです。ただし、寅卯天中殺の人は物事の大枠を捉えるのは得意ですが、細やかな気配りは苦手なところがあります。

また、家系の流れを継承・発展させる「後継ぎ運」の持ち主です。よって親から引き継いだものは大事にしましょう。

 

【辰巳天中殺グループ】

辰巳天中殺の人は、個性的でユニークな生き方をするので、起伏の激しい人生になりやすいといわれています。逆境に強く、追い詰められてからが本領発揮といっても過言ではありません。
また、夢や希望といった精神世界よりも、収入や社会的立場など現実的な物事に興味を惹かれる傾向があります。人間の核になる部分がすべて自分の実体験から形成されているため、机上で学ぶことは不向きで頭に残りません。自分で汗水流してお金を稼ぐことで学びを得ていきます。

 

【午未天中殺グループ】

午未天中殺の人は「末裔運」の人で、家系を締めくくるという役割を担っています。たとえ長子でなくても、早いうちに家を出ていたとしても、それなりの年頃になるとなんだかんだ実家のまとめ役を担うことになり、あなたの代で家系の流れが一区切りするという運勢です。

それに伴って、仕事などのほかの場面でもこの「何かをまとめる才能」は発揮されます。なにか物事が始まったときには、アンカーとして後始末を請け負う役に向いていて、さらにまとめ役に入ることで物事が円滑に進みやすくなります。そしてピンチになると救いの手が現れて助けてもらえるラッキー運も持っています。物事を理性的に判断し、深く思考して分析する能力に長けています。

 

【申酉天中殺グループ】

申酉天中殺の人は行動力とスピード感が特徴です。パワフルな人が多く、休むことを忘れて仕事や友人との交流に没頭し、じっとしているのが苦手です。ものごとを始めるのは得意ですが、後先考えずに先へ先へと押し進めてしまうので一つのことが最後まで続きにくい傾向があります。

また、「継承運」を持っていて、目上からの恩恵を受やすく、目上の人から人脈も財も流れてきやすい運勢になります。そのため、社交的で世渡り上手な人が多く、順応性に長けています。自ら何かを創り出すことよりも、既存のものを受け継いで盛り立てる方がその能力を発揮しやすいです。

 

【戌亥天中殺グループ】

戌亥天中殺の人は、物事の外面よりも本質をみようとするので、洞察力・観察力に優れています。「一代運」であり、自ら新しい世界を作り上げて財を成していきます。ただ大らかな見た目とは反対に内面は非常にデリケートで葛藤だらけ、という外見と中身のギャップが激しい傾向があります。さらに一般人扱いされるのを嫌う傾向があり、人間性が複雑で一概に「こんな人」と表しづらいです。

また、活動の原動力が自身のモチベーションに左右されるため「精神性を高次元に高める努力をする人」と「あきらめて流されるままに過ごす人」の二極化になりやすいです。他者とのつながりよりも自分の在り方に一番の価値を置いています。

 

有伽堂きりんの算命学鑑定では…

算命学は別名「天中殺占い」と呼ばれることもあるほど、算命学にとって天中殺は重要な役割を担っています。実際には天中殺だけではなくあなたが持っている命式や星回りを合わせながら、運勢や性質を割り出します。

 

算命学はその昔は占いよりも学問の一種と考えられていたほど複雑な形態をしています。そのため、ブログでご紹介できるのはあくまで「さわり」部分のみです。もっと詳しく自分のことを知りたい方はぜひ有伽堂きりんの算命学鑑定を受けてみてください。

有伽堂きりんの鑑定では、あなたの基本性質・健康・結婚傾向・仕事診断と、月運12ヶ月分・年運12年分の運勢がわかるようになっています。

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また、自分でも算命学を勉強したい!算命学についてもっと知りたい!という方は、自宅で自由に学べる算命学講座もあります。受講中のフォローも充実。

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さて、前回と今回では天中殺そのものについてご紹介しましたが、次回は「天中殺の過ごし方」です。

運気に隙間があることはわかったし、その期間中はなんとなくうまくいきにくいことも理解した、、、、じゃあなにに気をつけて過ごせばいいの?

この疑問にお答えします。天中殺は誰にでも巡ってくるものであり、対処法を知っていれば天中殺は怖いものではありません。しかも過ごし方次第では、その後大きく発展する可能性も秘めています。

ここまで読んでくれてありがとう。

 

次回「天中殺の過ごし方」▼

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