算命学の陰占図を構成する干支は全部で60種類。それぞれが持つ特徴はどんなものなのでしょうか。
22番【乙酉】きのととり(おつぼくのとり)
乙酉の干支を持つ人は、つねに動いているような人で、行動しながら学習し、ジッとしているより忙しくしている方が心身の調子がいいくらいです。ちょいせっかち。
一途で気が利いていて頑張り屋です。しかし思い込みが激しいところがあります。朗らかで気さくな見た目に反して意外と頑固です。そのため、一度こう!と思ったら周りが見えなくなるくらい猛進(妄信)していくうえに、良くも悪くも周りを巻き込みながら進んでいきます。
家系との縁が薄く、片親であったり、諸事情で別居したり、早くに親元を離れる場合も多いです。自分自身の結婚運も薄めです。良い配偶者と一緒になれても今度は自分の運気が不安定になりやすく、嫉妬心に苛まれる場合もあります。感情のコントロールが課題です。
その代わり、友人などの周りの人には恵まれ、良い交友関係を育める運勢です。
日干支が【乙酉】の場合
乙酉の日生まれの人は庶民性が魅力なので、地位や名誉を上げることよりもいわゆる「普通の生活」を丁寧に送る方が運気が上がります。もし実家が上流階級(実家が太い)であったり、反対に貧困家庭の場合には、生き方に矛盾が出やすく、社会のはみ出し者のような生き方になりやすいです。親からの独立は早い方がよく、実家とは適度に距離を保つ方が、自分にとっても家系にとっても良好になるでしょう。ちなみに女性の場合は美人が多いです。
乙酉のイメージ
天干:乙
陰陽五行:陰木
象徴:絡まりながら広がっていく、苔むす様
地支:酉
陰陽五行:陰金
象徴:万物が熟成したところ、醸す、小さな刃物
<イメージ>
花束または盆栽のイメージです。美しい見た目で人の心をつかむ反面、深く根を張ることはできません。そのため、美しさを保つためには自分に適した安定的な環境を整えなければならず、手を加えないとすぐに枯れてしまい、枯れてしまえばまた新しいものに入れ替えるような忙しなさがつねに付いて回るでしょう。
乙酉へのアドバイス
ラッキーカラー:落ち着きたいなら青色、元気を出したいなら赤色
ただしどちらもあまりビビットなカラーだと強すぎます。
開運行動:植物を育てる、花を飾る、散歩
開運アイテム:小さなハサミ
自分を花だと思って、一番美しく咲ける環境を整え、自分に手間暇をかけましょう。
「なんか上手くいってないな」「ツイてないな」と感じているならこれらをちょっと意識して取り入れてみてください。
そもそも「干支」ってなに?
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