「自分のやりたいことを見つけるための思考方法」の第三弾です。第二弾では「いらないもの」をテーマにしていましたが、今回は「大切なもの」を考えてみましょう!
ユウカの疑似セッションを受けているような感覚で、これから紹介する質問に自分なりの答えを探してみてね。
第一弾:やりたいことの見つけ方(1)まずは自分の「好き」を知ろう
第二弾:やりたいことの見つけ方(2)あなたのいらないものは何?
疑似セッションの試し方
紹介する質問の答えは、目で見えるように必ず文章に起こしましょう。手書きのノートにまとめてもいいですし、スマホのメモでもいいです。
記録として形に残すことで、自分が何に迷っているかが見えてきます。誰かに見せるわけではないので、ぐちゃぐちゃでもいいんです。というかぐちゃぐちゃしたら「わたしはここでつまずくのか」と思ってください。自分の考え方の癖を掴みましょう。
約束事は、質問に対して思い浮かんだことは全部書き出すこと。頭の中で考えるだけでは時間が経つほど自分自身によって忘れられていきます。書き残すことで、自分の現状を把握、考え方や行動の参考にしてみてください。
それではやってみよう(^^♪
【質問3】あなたにとって大切なものはなんですか?
人は意識している・していないに関わらず、1日に約70個ほどの選択をしていると言われています。ご飯は何を食べるか、どの仕事に就くか、誰と何をして過ごすのか……つまり、あなたの人生はあなたの選択によって成り立っているわけです。
また人の性格は、生まれ持った資質が3割・環境による影響が7割で構成されています。環境の割合の方が多いんですよね。ということは、自分が現在身を置いている環境を変えれば、自分の性格も変えられます。もし現状に不満がある人やもっと人間として成長したいと思っている人は、その目的に合わせた環境を選ぶようにしましょう。
そこで「自分にとって大切なものはなにか」を知っておくことは、人生を歩んでいくうえでの選択の基準にできます。基準がわかれば、迷いも減るし、あとで後悔するような選択を選ばすに済むかもしれない、なによりブレずに生きていける。
本当に大切なものを見極めることは、人生の充実感・満足感・幸福感へとつながっているのです。
現在大切に思っているものはなに?
まずは今現在あなたが大切にしているものを書き出して見ましょう。他人からしてみたら「なにそれ?」ってものでも、自分にとっては宝物です。
家族、友人、恋人、ペット、仕事、チャレンジ精神、人を思いやる心、素直さ、バイブル、大きなテレビ、高音質のスピーカー、家、などなど……人、精神、物資、人それぞれさまざまなものがあると思います。
そして書き出したそれらには「自分のもの」が多いですか?「他人のこと」が多いですか?これだけでも今自分がどういう判断基準を持っているのか少し見えてきますね。
どっちが良いか悪いかではありません。自分のものばかりの人は他者との関係性を見直すきっかけになるかもしれませんし、他人のことばかりの人はもっと自分と向き合う必要があるのかもしれません。
これからどんな自分を生きていきたい?
理想の自分はどんな人物でしょうか。あなたはどんな人生を歩んでいきたいのでしょうか。できるだけ具体的に自分の理想の姿を想像して、その理想の自分に前述の「今大切にしているもの」を持たせてみましょう。
持っていることに違和感を思えるもの、不相応だと思うものは思い切って手放してください。理想の自分にふさわしいものはどんなものか考えてみてください。これからの自分にふさわしくないものは、今のあなたにも必要ないものです。
大切だと思い込んでいるものはありませんか。今まで大切だったからと執着しているものではありませんか。今日の自分に大切なものが、明日の自分にとって大切なものであるとは限りません。「本当に大切なものはなにか」その見極めが重要です。
『人生で大切にしたいこと10か条』は?
今大切にしているものを見直して、理想の自分の姿を想像して、これからは何を大切に生きていきたいと思いますか? 自分のこれからの人生で大切にしたいことを10個あげてみましょう。その10個は「あなたにとってなくてはならない大切な10か条」になります。
それは今後の人生の指針になり、選択に迷ったときの基準になり、困難に立ち向かうときの糧になるはずです。自分が何を大切に想い、どういう人間になりたいのか、これが分かっていると自分を見失わずにいられますね。
なにかを選択するのに「正しさ」は重要ではありません。正しいかどうかは所詮一方通行の見方でしかありません。それよりも、その選択に「自分が納得できる」かどうかが重要です。選んだ先がたとえ困難な道でも、自分で納得して選んだ道なら必ず乗り越えられるし、後悔はしません。
なので、ここで選んだ10か条を大切にしてくださいね。
アップデートは柔軟にしよう!
先に人の性格は環境によって大きく左右されると述べました。だから当然環境が変われば、理想の生き方も変わるし、大切なものも変わっていきます。
学生から社会人へ、独身から既婚へ、30代から40代へ、田舎から都会へ、その逆も然りだし、転職もあります。人生には実にさまざまなターニングポイントが巡ってきますよね。
そのとき一緒に自分の大切なものを見直してください。一番最初に決めたものに固執する必要はまったくありません。それどころかその執着心が自分の選択肢を狭める原因になりかねません。
要らないものは手放す、大切なものを大切にする。
古い価値観を捨て、新しい価値観と入れ替える。
そうやって自分の中をシンプルに保ち、少し余裕を持つことを意識してみてください。「自分にとって大切なもの」の中に、やりたいことのヒントがきっと隠れていますよ。
今日はここまでです。
読んでくれてありがとう。
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