その人の性質を読み解く占いである算命学では、「異常干支」と呼ばれる特殊な干支の組み合わせが存在します。この異常干支が自分の命式にあると一般的な生き方とは一味違うユニークな人生になるかもしれません。
異常干支は全部で13種類あります。今回はそれぞれの特徴をまとめました。
<もくじ>
異常干支とは?
異常干支とは算命学で使用している考え方です。全部で13種類あります。
はじめに、自分の命式を出して異常干支を持っているかをチェックしてみましょう▼
こちらのサイトがわかりやすいです。
陰占図の日柱、月柱、年柱のいずれかに、甲戌、乙亥、辛巳、壬午、丙戌、戊戌、丁亥、戊子、癸巳、己亥、庚子、辛亥、丁巳、の組み合わせがあれば、あなたは異常干支を持っている人です。
命式内に異常干支がある人は、世間一般の考え方や生き方とは少し違う独自の人生を歩みやすいといわれています。そのため、周りからは「ちょっと変わっている人」と思われることもあるかもしれません。
しかし、逆にいえばそれは個性の強さの裏返しでもあり、直感力に優れていたり、先見の明があったり、特殊能力を秘めていたりと、独自の才能を持っているともいわれています。
異常干支とは何か?についてはこちらの記事をご覧ください▼
この命式を持っている人は変な人?異常干支の生き方/算命学ブログ
なんか「異常干支ありますよ」って聞くとヤバそうなイメージありますよね(^^;
でも決して「アブナイ人」ではありませんから!!
それだけはご安心を。
ただそれぞれ特別な特徴をもっていますので、自分の異常干支が何を意味するのかを知っておくと、人生に生かせることも対処できることもあるかもしれません。
異常干支13種それぞれの特徴
まず、異常干支は「通常異常干支」と「暗合異常干支」の2種類に分けられ、通常異常干支よりも暗合異常干支の方がその異常性が強いといわれています。
異常干支は通常異常干支6種と暗合異常干支7種の合計13種です。
異常性は日柱(50%)>月柱(25%)=年柱(25%)の順に影響が大きいといわれています。したがって、日柱に持っている人ほど直感力が冴えている人が多く、霊感を持っている人も多い傾向があります。
通常異常干支6種と各特徴
「甲戌」「乙亥」について
この二つは同じような特徴を持っています。
どちらも家庭運に恵まれにくい傾向があり、とくに子供縁が薄いです。ただし、独身でいるうちは異常性は現れません。もし結婚するなら常識にとらわれない独自の結婚生活を送ると異常性が薄くなります。
とはいえ、決して結婚できない・子供ができないという意味ではありません。ただ子供がいる場合は早いうちに独立する・させる方が良いです。
「戊戌」について
天才肌で頭のいい人が多いですが、本人は高い教養を身に付けるほど常識から外れたものの考え方をするようになりやすいです。(それは決して悪いことではありません)なるべく早めに実社会に出て、生きるための実践や経験などの技を身に付けていくと異常性は薄くなります。
また、一度目の結婚に失敗するとその後はご縁に恵まれにくかったり、離婚と再婚を繰り返すようになる傾向が強いです。
「庚子」について
実父母に過保護に育てられると異常性が増して健康面の問題(とくに内臓が弱い)が出やすくなります。しかし兄弟が多かったり、寮生活を送るなど、早くから親元を離れるような環境で自由奔放に育つと健康不安は出にくく、異常性は弱まります。
「辛亥」について
体の形態に影響が出やすいといわれています。体の一部や機能などに欠損、異形が生じやすく、先天的な場合もあれば、事故などの後天的要因の場合もあります。そのため外傷には注意が必要です。美容整形はおすすめしません。
身体に異変があった場合は、早めに、そして念入りに対処することを心がけてください。
「丁巳」について
異常干支の中でも異常性は薄い方ではあります。ただし豊かな(不満の少ない)環境で育つと異常性が出やすくなります。また経済的には恵まれやすいですが、財を築くのは自分の一代限りで、跡継ぎ運は良くありません。
暗合異常干支7種と各特徴
「辛巳」について
非常に霊感の強い干支といわれていて、直感力に優れ、先見の明がある人も多いです。恵まれた(不満が少ない)家庭で育った場合には異常性は薄くなりますが、貧しい(不満が多い)家庭で育つと異常性が強く出やすいとされています。
また、この異常干支を持つ人は「夫蔑みの花嫁」と呼ばれ、結婚生活を円滑にするには相手を思いやるために工夫が必要になるかもしれません。
※暗合異常干支の中でも三番目に異常性が高い。
「壬午」について
先見の明があって、正夢を見るなどの霊能力の素質があるといわれています。ただし精神面に異常性が出やすく、晩年は視力に注意が必要です。
この異常干支を持つ人は「戦場の花嫁」と呼ばれ、嫁ぎ先のトラブル処理係にもトラブルメイカーにもなり得ます。
※暗合異常干支の中でも二番目に異常性が高い。
「丙戌」について
通常異常干支「戊戌」と同じような特徴があります。天才肌で知能指数が高い人が多くいですが、本人は高い教養を身に付けるほど常識から外れたものの考え方をするようになり、いわゆる「変わっている人」になっていきます。(それは決して悪いことではありません)なるべく早めに実社会に出て、慎ましい精神や厳しい環境などを体験すると異常性は薄くなります。
また、一度目の結婚に失敗するとその後は独身か離婚と再婚を繰り返すようになる傾向が強いです。
「丁亥」について
非常に霊感力の強い干支といわれています。直感力に優れていて、特別な修行をしなくても予言や予測ができてしまうというようなことが起きやすいです。先見の明がある人も多くいます。「九流の術士」とも呼ばれ、多くの才能のにあふれる人ですが、自分独自の世界観で生きているので、周りからは「変わっている人」といわれることも多いでしょう。
また、この異常干支を持つ人は「異国の花嫁」といわれ、異国から来た花嫁のように嫁ぎ先と理解し合うのは難しいといわれています。
※暗合異常干支の中でも一番異常性が高い
「戊子」について
その特徴は、気がコロコロ変わりやすく、気まぐれで身勝手なふるまいが目立つことです。理知的なコントロールが効かないという点では異常性が強烈で一番扱いにくいといえます。平均的な家庭で育つと傍若無人で無節操になりやすく、逆境の中で育つと礼儀正しくなり異常性は薄くなるといわれています。そのため、できるだけ早いうちに親元を離れて、社会によくよく揉まれるような環境に身を置くことを意識してください。
「癸巳」について
その特徴は異常干支を持っている本人ではなく、補佐をしてくれる人や自分の周りの人に異常性が出やすいことです。結婚すると結婚相手に異常性があらわれ、また異常性が強い人と結ばれやすい傾向があります。
また一度目の結婚に失敗するとその後は波乱の多い人生になる傾向があります。
「己亥」について
非常に霊感力の強い干支といわれています。直感力や感覚といった「目に見えない何か」を感じる能力に長けているので、ヨガや仙道などでは素晴らしい技術を発揮するでしょう。またとても器用なところがあり、普通の人には真似できないような仕事をこなすことができます。ただし視力に異常が出やすいため、きちんと定期健診に行くことをおすすめします。
この異常干支を持つ人は「壬午」と同様に「戦場の花嫁」と呼ばれ、嫁ぎ先のトラブル処理係にもトラブルメイカーにもなり得ます。
異常干支の「異常性」ってどういうことなの?
先ほどから「異常」「異常性」といっていますが、ここでの異常とはどういうことかというと、普通とは違う生き方になりやすいという意味です。
ここでの「普通の生き方」とは、学生→就職→結婚→出産→子育て→キャリア→定年退職→セカンドライフ、といった世間一般的に人生として思い描かれる年相応の一連の流れを示します。
つまり、異常干支を持っている人は、世間一般の流れに収まらない独自の人生になりやすいですよってことです。
たとえば、会社員ではなくフリーランスや実業家として活躍している、海外勤務や移住、離婚歴が多い、未婚の母などです。
これらの人生は、上記の一般的な流れに沿って生きている人たち(世の中の多くの人はそっち側の人)からすると「変わっている生き方」と思われることでしょう。でもだからといって別に変な人・怪しい人なわけではありませんよね?
ただし、たしかに異常干支を持っている人には個性が強い人が多いです。独自の思考や判断基準で行動するので、自分の考えが他人に理解されにくい場合もあります。そういう意味では「変わっている人」といえるでしょう。
また逆にいえば、個性的すぎて普通の会社員では馴染めないからフリーランスで働く、離婚歴が多い、外国で暮らす、といった生き方の人が多くなるともいえます。
このように、異常干支が命式にあるからとってアブナイ人というわけではありません。ただ考え方や行動にオリジナリティがでやすいので、ときに生きにくさを感じる機会が多くあるかもしれません。
しかし、それらは立派な個性です。無理に周りに合わせるようとせず、自分の直感を信じて、我が道を貫いていってください。
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