有伽堂きりんの算命学ブログ

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自分の意見の伝え方(2)実践4ステップ ~自分の意見を言うのが苦手な人へ~

「自分の意見を伝えるのが苦手なんです…」というご相談を受けることがあります。

自分の意見を適切に相手に伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は前回からの続きで、自分の意見を実際に伝えるときにはどうすればいいかという「実践例」を紹介します。

前回 ≫≫【自分の意見の伝え方(1)人と話すときに意識すること3つ ~自分の意見を言うのが苦手な人へ~

 <もくじ>

 

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自己主張が苦手な人の特徴

・他者への警戒心が強い
自分の意見を言うのが苦手という一番の理由は、相手からどう思われているかが気になるからではないでしょうか。

 

否定されたら…迷惑だったら…嫌われたら…

バカにされたら…怒られたら…

 

このような他人から自分に向けられるマイナスな感情に敏感な人や他人の言動が必要以上に気になる人は、自己主張したときの他人の反応が怖くて、言いたいことを引っ込めてしまいます。

 

・自分に自信がない

自己肯定感が低いともいいますが、自分に自分が持ていないのは、自分の存在を認められていないからです。自分で自分そのものを受け入れられないと「自分には価値がない」としだいに思い込むようになってしまいます。

 

自分を否定するときの言葉は「自分なんて」「自分なんか」です。もしくは人に褒められたときに「ありがとう」よりも「そんなことありません」が咄嗟に出てしまう人も、自分を否定していることになります。

 

このように自分に自信が持てない人は、自分を過小評価する傾向にあります。

「わたしなんかの意見にはそれほど価値がない」と自分から意見を発したとしても意味がないと思ってしまいがちです。

 

自分の意見の伝え方~実践4ステップ~

1.基本は「わたしが(は)~です」

「アイ(I)メッセージ」という言葉をご存知ですか?

これは「みんなが迷惑する」「彼が困る」「上司が喜ぶ」といった、大人数や第三者を主語にして意見を主張するのではなく、「わたしが迷惑している」「わたしが困る」「わたしが嬉しい」と、主語を「わたし(I)」にして意見を伝える方法です。

 

アイメッセージを使った伝え方では、相手を責めるのではなく、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。相手にも「その意見を受け入れるか否か」の選択肢が残されています。

 

ただしアイメッセージにを使うときには注意点があります。
たとえば「あなたは責任転嫁しているとわたしは思います」では、結局はあなたは責任転嫁しているという相手への批判に「わたしは~と思う」をくっつけただけです。また「わたしはあなたが散らかしているのが嫌です」も、散らかしたことを批判する表現です。

 

これでは相手を尊重することになりません。アイメッセージはあくまで自分自身がどう思っているかを提案する方法です。そのため、相手を批判する言葉や気に入らないといった感情に付け足すのはやめましょう。

 

2.事実を伝える
自分の考えを口に出すのが難しいと感じているなら、まずは実際に起きた事実を伝えるところからはじめましょう。

 

事実とは実際に起きたことなので、そこには良いも悪いもありません。そのとき何があったのか、誰とどんな会話をしたのかという事実を伝えるだけです。

 

以前こんなことがありました、お客さんからこういう要望がありました、昨日Aさんとこんな話題になりました……
このように事実を伝えるだけでも、コミュニケーションのきっかけになります。

 

3.事実に感情(要望)を足して伝える
事実を伝えることに慣れてきたら、そこに自分の感情を付け足してみましょう

もしかしたら最初から感情を交えて伝える方がやりやすい人もいるかもしれません。

 

こんなことがあって嬉しかった、こんな話ができて楽しかった……
これで、自分がどんなときにどんなことを感じる人間なのかが相手に伝わるようになります。そして相手はこちらの感情がわかるので親近感を覚えやすいです。

 

そして事実に感情を付け足すのと同じように、事実に自分の要望を付け足してみましょう

お客さんからこういう要望があったので直したいです、Aさんとこんな話をしたので他の人にも話を聞きたいです、、

このように自分の要望を付け足すことができれば、それは「自分の意見」になります。

 

4.簡単な言葉で具体的に伝える
会話におけるコミュニケーションは、自分のいいたいことを言えばいいという訳ではありません。「自分が本当に伝えたいことを、相手に伝わるように話す」必要があります。

 

そこで自分の意見を伝えるときには、できるだけ「簡単な言葉で具体的に伝える」ことを心がけてみましょう。

 

1~3のステップまででは「昨日Aさんと営業について話しました。他の人の話も聞きたいと思いますが、よろしいですか?」という意見の伝え方になります。これでは具体性に欠けるため、あなたがどうしたいかはイマイチ伝わりません。

 

だから自分の意見を伝えるときには、より中身を具体的にする必要があります。

先ほどの内容を具体的にすると「昨日Aさんと営業訪問時に気を付けていることを話しました。大変勉強になったので、ぜひあなたの気を付けていることも聞きたいと思ったのですが、15時からお時間いただいてもよろしいですか?」となります。

これなら相手に自分の意見が伝わり、相手からも相応の返事を受けられます。

 

また、いくら具体的でも小難しい言葉でクドクド言われると、結局は何が言いたいのか伝わらなくなってしまいます。使う言葉は誰が聞いてもわかるような言葉を使用しましょう。

 

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まとめ

2回にわたり「自分の意見の伝え方」をご紹介してきました。

自分の意見を伝えることに抵抗感がある人が、この記事を読んで少しでも自分の考えを言いやすくなっていただければ嬉しいです。

 

そして「人と対等に、誠実に、自己責任で接すること」は、わたし自身占い師として日々気をつけていることでもあり、今後も意識していきたいと思っています。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

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