有伽堂きりんの算命学ブログ

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自分の意見の伝え方(1)人と話すときに意識すること3つ ~自分の意見を言うのが苦手な人へ~

「自分の意見を伝えるのが苦手なんです…」というご相談を受けることがあります。

この気持ちめっちゃわかる…

わたしも学生のころは自分の意見を述べるのが苦手でした。明るくおしゃべりな感じを出しつつも、核となるような自分の意見は一切口に出さないっていうね……

そんな表面的な付き合いをしてきたおかげで、今になれば自分の友達の少なさに自分で驚いています(笑)

 

そんなわたしの苦い経験を踏まえながら、今回は「自分の意見の伝え方」をまとめました。自分の意見を適切に相手に伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は、やたら長くなってしまったので「意識編」と「伝え方編」の2回に分けてご紹介していきます。

<もくじ> 

 

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コミュニケーションは性格ではなくスキル

だれしも「この場で自分の意見を言うべきか、言わないべきか」みたいな心の葛藤を抱いた経験があるのはないでしょうか。

日本には「はっきり伝えない美学」みたいなものもありますよね。

でも、実際に自分の思っていることを伝えられないのって地味にストレスじゃありませんか? 「あのとき伝えておけばよかったー」って後悔することも。

 

相手の思いを聞き、自分の意見を伝えることは、人間のコミュニケーションの基本です。

となると、自分の意見をいうのが苦手な人は、コミュニケーションが苦手なんですね。

今回はその苦手意識を変える方法を紹介したいと思っていますが、そもそもコミュニケーションが苦手なのは自分の性格のせいだと思っていませんか?

 

コミュニケーションの良し悪しを決めるのは、性格ではなくスキル(技術)です。

たしかにコミュニケーションが得意な性格の人はいます。いわゆる社交的で、自然と知り合いが増えていくような人のことです。しかし、性格が社交的ではなくても、自分の意見を伝えることはできます。

 

コミュニケーションにおいて重要なのは、社交的じゃない自分の性格を社交的に変えることではなく、自分の意見を相手に伝える技術を知って身に付けることです。

 

つまり、今もしあなたが「自分の意見を上手く相手に伝えられない」と思っているのなら、それはあなたが「引っ込み思案な性格だからできない」のではなくて、「伝え方を知らないからできていない」だけです。やり方さえわかれば、苦手は苦手ではなくなります。

 

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自分の意見を伝えるときには3つのことを意識して

まず前提として、「自分の意見を相手に伝える」とは、自己主張だけすればいいというわけではありません。これはあくまでもコミュニケーションを円滑にするのが目的であり、それには「相手を尊重する」気持ちが不可欠になります。

 

しかし、相手の意見ばかり気にしていると結局は自分の意見を伝えられなくなります。

つまり本当のコミュニケーションとは「相手も尊重するが自分も尊重する」という気持ちの上で成り立つものなのです。

以下は、そのようなコミュニケーションを取るために欠かせない「意識」の在り方を紹介します。

 

1.相手と自分は対等である

これは日本人に一番欠けがちな意識ではないでしょうか。上下関係に縛られ、ジェンダーに疎く、必要以上に自分を貶めたり、圧力をかけたり……

 

対等とは、自分も相手も一人の人間だと思うことです。

当たり前ですか? でもこう思えない人が少なからずいます。相手と同じように自分にも尊重される権利があり、価値があります。「自分の意見なんて大したものじゃない」と諦めるわけでも、「自分が絶対に正しい」と押し通すわけでもありません。

自分と相手の双方が納得できる結果を見つける努力が必要です

 

また、お互いの「違い」を受け止めてください。自分に偏見がないだろうかを自問してみてください。どんなに仲が良くても分かり合えないことはあります。それぞれが違う人間である限り当たり前のことです。

しかし、分かり合えずとも認め合えばいいんです。

 

「相手がだれか」によってふるまい方を変えてはいませんか? 相手がだれであろうと堂々とふるまってみてください。ただし、これはだれかれ構わず馴れ馴れしい態度で大丈夫というものではありません。相手と自分の違いを尊重しながら、お互いを一人の人間として対等な関係を築いていきます。

 

2.誠実に対応する

「誠実な対応」というと相手に対しての態度を想定することをイメージした方もいるのではないでしょうか。それももちろん大事なことですが、まずは自分に誠実になりましょう。「自分に正直になる」ともいいます。

 

自分が「ま、大したことないし」と引っ込めたその意見は、本当に「大したことない」ものですか? 自分の「言いたい、伝えたい」という思いを無視することは、自分に対して不誠実ではありませんか? 本来一番大切に尊重するべき「自分」に対して誠実になれない人は、相手に対しても誠実になれない人です。

 

人間の身体は自分が思っているより正直にできています。自分が思っていることや感じていることと反対の言葉を吐くとき、胸がキュッと縮んだり、目を反らしたり、拳を握りしめたり、冷や汗をかいたり、何かしらの拒絶反応がでています。

 

これを無視した行動をとり続けると、いつか自分の身体を壊したり、人間関係に不和が生じたりと、必ずどこかで支障をきたすようになってしまいます。

 

3.誰のせいにもしない

我々は上手くいかないことがあると、つい誰かのせいにしたくなってしまいます。「わたしが上手く話せないのは、あの人が威圧的だから」「あの人が話を聞いてくれないのは、自分が弱いから」と一方的に相手や自分を責めた経験はありませんか?

 

コミュニケーションにおいて責任は平等です。自分の発した言葉に責任を持つことはもちろん、発しなかったものも自分の意思で決めたことであり、誰のせいでもありません。たとえ相手がどんなに威圧的でも「発しない」という選択をしたのは自分自身です。

 

だからこそ、もし自分の意見が言えない・相手に伝わらない場合には、自分と相手の違いを認め、誰も責めず、「なぜ伝わらなかったのか」「どうしたら上手く伝えられるのか」を考える必要があるのです。

これを怠りながら「自分の意見を言うのが苦手」と諦めるのは早いですよ。

 

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バックパッカー同士の対等な交流とは?

わたしは「人と対等に話すのはどういうことか」をバックパッカーの経験を通して知りました。

旅中に出会う人々は、そもそも友達でも、恋人でも、先輩後輩でもありません。たまたま宿で巡り合い、同じ「旅をしている日本人」という共通点だけで交流を深めていきます。そしてそれぞれが自己責任で行動しているので、何かあっても誰かのせいにすることはありません。 

 

適度に親しく、適度に他人。そして旅行中。なんのしがらみもない中では、自分も少し素直にふるまえるようになってきます。というか自分を偽る意味がないのです。

そして全員が自己責任で行動している場所では、素直な自分を誰も否定することはありません。その実感が「自分の正直な気持ちを人に話しても大丈夫」という自信へとつながっていきました。

 

一度このような実感が持てれば、自分の意見を言うことは苦手ではなくなります。

だから、自分の意見を言うのが苦手な人には一人旅がおすすめです!

しかし旅行に行くのが難しい人もいることは重々承知しております。そのため、まずは先に述べたような、相手への接し方を意識してみるところから試してみてください。

 

まとめ

次回は「意見の伝え方編」です。今回はコミュニケーションにおける大前提をお話しましたが、次はより実践的なお話になります。

あわせて、自分の意見を言うのが苦手な人の特徴などもまとめるので、ぜひそちらもご覧ください。

 

ここまで読んでくれてありがとう(*´▽`*)

 

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