タロットに限らず「良い占い師」の定義って何でしょうね?
ネットで検索をかけるとでてくる「良い占い師」の定義によく出てくるキーワードがこれです。
曖昧な答えを返さない
今日は「結果を言い切れる占い師はいい占い師なのか?」ついてわたしの考えをまとめました。
言い切る占い師は良い占い師?
良い占い師って検索をかけると「曖昧な結果は言わない人」って書いてあることが結構あります。占い結果を伝えるときに「~かもしれない」「~みたい」「~な感じ」などを言わないってことです。
では、占いを受ける側として本当に言い切る占い師っていいかな? ということを真剣に考えてみました。
たしかにいい結果なら嬉しいですよね。「彼は運命の人だから、告白したらうまくいくよ」って言われたら、やったー\(^o^)/ってなります。
ただし、逆に、わるい結果を言われたらどうしますか?「あなたと彼は相性悪いから、あきらめなさい」ってなったら、お先真っ暗!(´;ω;`) になっちゃいます。
もっと堀り下げると、占い師にその男はあきらめろって言われてあきらめられる? うまくいくっていわれたのに告白して断られたら? どっちにしてもモヤモヤしませんか?
そんなのでは占いなんて二度と信じない!! 嫌い!! ってなりますよね。
それでは、占いを受ける意味がありません。
占いには必ず結果(未来)のほかにプロセス(過程)が出ます。未来に辿りつくまでの流れがわかるようになっているのです。
占いで大切なのは結果ではなく、そこにたどり着くまでのプロセスを考えることです。流れを知れば、それを避けることが可能です。
それを教えてくれる占い師かどうかがポイントなんです。
良い占い師とは、結果を言い切れるかどうかでなない
たとえば、朝の天気予報で「夕方から雨です」って言われて、「そうか、帰りは濡れるんだな」とはならないですよね。それでは天気予報を見ている意味がありません。
当然、「じゃあ傘を持って出よう」ってなりますよね。
この「雨」を伝えるのがタロットカードなどの占いの役割で、「傘を差し出す」のが占い師です。そして「傘をさす」のはあなたです。
また、あなたには「傘をささない」という選択をする権利もあります。
占いとは自分の未来をよくするためのツール(道具)です。
よって、道具を受け取ったあとで、どうするかはあくまでもあなた自身が決めることです。そもそも無理に受け取る必要もありません。
また、占いは「あなたに起こること」を知るためではなく、「あなたにできること」を知るためのツールです。
雨が降ること自体には意味はありません。雨が降ることを知って、傘を持って出かけることに意味があります。
だから「どうなるの?」を占いに尋ねるんじゃなくて「どうしたらいいの?」を聞いてください。いい結果ならそれを持続させる努力が必要だし、悪い結果なら改善する行動が必要です。
あなたが今できることを教えてくれる人が良い占い師ではないのでしょうか。
占い師が思う「良い占い師」の定義
ネットで検索をかけるとでてくる「良い占い師」のキーワードはだいたい以下の8通りですが、これらは本当に正しいのでしょうか。
タロット占い師である、有伽堂きりんなりの基準をお答えします。
1.口コミや評判がいい
これはあまりあてにならないと思っています。
人それぞれ占い師との相性があるので、たとえどんなに有名な占い師でもあなたにハマるとはが限りません。ぜひマッサージ師や美容師を探すように、自分に合う占い師を探してください。
2.丁寧に話しを聞いてくれる
これは一問一答や時間課金スタイルではない限り必要な能力だと思います。
話を聞くからつまづいている場所に気が付けるし、つまづいている場所が分かれば対処ができるようになります。
3.知り合いから紹介される占い師
これは紹介してくれた人の人間性をよく見て判断してください。
友達だからって決してあてにはなりませんよ。
そのオトモダチはちゃんと心身共に健康な人? ちゃんとした情報を持っていそうな人?
また占いや他人に「依存」している・しやすいタイプの人の「良い」はあまり信用できないかな…
4.料金が適正である
当たり前のことです。
イヤな結果ばかりいってブレスレットとか高額な石とか買わせようとする人は論外です。ものを買ったくらいで幸せにはならないから気を付けてね。
5.批判ばかりしない
人間たるものいい面も悪い面も持ち合わせているもの。
その占い師はマイナスをプラスに変える方法までちゃんと教えてくれる人ですか?
6.良いことばかりでなく指摘もしっかりとする
人の悩みを理由はどうあれ、真向から「否定」をしてくる人は信用できません。勝手に他人のことを否定するなんておこがましいです。するべきは否定ではなく指摘です。
話を聞いて、ここ変になってるよって指摘をし、だからこうした方がいいよってアドバイスをするところまでが「占い」です。
7.複数の占術を持っている
持ってないよりは持ってた方がいいかもしれないけど、複数持っているから良いという訳ではありません。必要なのは占術の数ではなく答えを導き出す能力であり、それが占術の手数とは限らない。
コミュニケーション力とか心理学とか哲学とか、能力を広げるための教養は占術のほかにもいろいろあります。
8.受けた後は元気になれる
これは重要です。
モヤモヤを抱えて占いに来てるんだから、少しでもスッキリして帰りたいよね。
元気になれたら、あなたとその占い師の相性が良かったってことです。
以前ツイッターでこんなつぶやきをしたところ、同業者から共感をいただきました。
占いに限らずカウンセリングとかサービス業でもなんでも、受けた人や購入した人が「元気になるもの」を提供するのが商売だと思うんですよ。
— 有伽堂きりん/算命学とタロット (@enjoyabletarot) 2019年4月4日
だから占い結果が仮に芳しいものでなかったとしても「辛口占い師」と謳っておれば何言っても許されるわけではないし、伝え方はちゃんと考えないと。#占い師
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なんで、こんなつぶやきをしたかというと、昔テレビ番組で某有名占い師が芸能人を占っていたの見たんですよ。そのころ、わたしは占いを勉強する前でした。
その人はいわゆる「辛口占い師」と呼ばれている方で、占い結果が少しでも悪いと、相手の人の運勢をボロクソにおっしゃるんです(笑)
まぁ、テレビ番組的にはそっちの方が盛り上がるんでしょうけど、見ていたわたしは「こんなこと言って何の意味があるんだろう」と思ったわけです。
有伽堂きりんのタロット占い受付
上記にも記したように、言い切るから良い占い師ではありません。
わたしは、結果が出たら「結果は○○です。これを聞いてどう思いますか?」「△△というカード展開ですが、心当たりはありませんか?」と、結果を踏まえて、相談者さまの気持ちを確認します。
どんなに腕のある有名占い師でも、あなたと相性が良いとは限りません。
占い師を探すことは、マッサージ師や美容師を探すのに似ています。
もし、一回目の占い師が自分に合わなかったとしても、ぜひほかの人の占いを受けてみて欲しいです。
わたしは、相談者さまのごちゃごちゃした思考整理のお手伝いと、旅行で得た常識にしばられない考えと客観的視線で、背中を押すアドバイスをお送りさせていただきます。他人から一方的にいわれた結果では、人の心は動きません。人は自分でちゃんと納得して初めてやってみようと思えるのです。
有伽堂きりんのタロット占いでは、対面鑑定または鑑定書のメール送付からお好きな方を選んでいただけます。対面鑑定はZOOMを使用することもできますので、遠方にいる方でもご利用可能です。鑑定書送付では対人に自信のない方でも安心してご利用いただけます。
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