有伽堂きりんの算命学ブログ

算命学鑑定・算命学にまつわるあれこれを中心に綴っています

3つのポイントを意識する!自分の意見を相手に上手に伝える方法

自分の考えを上手く相手に伝えるのって難しいですよね~

自分の考え自体まとまらないのに、それを相手に通じる言葉にしなくちゃいけないなんてなおさら難しい…

 

今回は、自分の考えを上手く口に出せなくてモヤモヤしちゃう方へ、きりんなりのコツをまとめました。

 

 

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自分の考えを相手に上手く伝える3つコツ

どんなことに気をつけたら、自分の考えや思いを上手く伝えられるようになるのでしょうか。

わたしが普段意見を言うときに心がけているポイントを3つご紹介します。

 

1.上手く伝えようと思わないこと

なんでもそうですが、初めから「上手く」やろうと思ったらいけません。

上手くやろうと思うほど上手くできませんし、上手くやりたい人が想像する「上手い」はメジャーリーガー級な望みか、まったくの的外れの場合が多いです。

 

わたしが自分の意見や考えを相手に言う際に心がけているのは、

素直にそのままを伝えること

まずはこれを基本にしています。

 

相手を気遣って変にオブラートに包もうとしたり、遠まわしに伝えようとするとかえって伝わりにくくなります。

 

大切なのは「きちんと要点が相手に伝わること」です。

そのためには、できるだけシンプルかつ率直に伝えることを意識してみてください。

 

2.結論は先出し、箇条書きをイメージする

では、自分の考えをシンプルに伝えるってどういうことなのか?

相手にわかりやすい伝え方にはいくつかポイントがあります。これは仕事のプレゼンなんかにも共通する方法なので、ぜひ意識してみてください。

 

まずは結論を先に言うことです。

オチがわからない話ほど聞いていてつまらないものはないのです。世間話程度ならいいと思いますが、相手に自分の意見をきちんと伝えようと思ったらオチは必要です。このオチを先に持ってくるイメージです。

 

ここでいうオチとは「自分の最終的な希望」にあたります。これがないと、いくら一生懸命伝えようとしても、相手からしたら「結局どうしたいの?何をしてほしいの?」って困惑しちゃう。

 

わたしは〇〇がしたい(自分の願望)

わたしはあなたに〇〇をしてほしい(相手への希望)

〇〇をします(宣言)

 

こんな感じで、話し合いの最終到着点を最初に提示するのがポイントです。そのあとで「あなたはどう思うか」や「なぜ自分はそう考えたのか」などの肉付けをしていきます。倒置法みたいな感じですね。

 

また、そんなことわかっているけどなかなかできないんだよーという人は、まずは起こった出来事を順番に短文にしてみてください。

 

事実のみを時系列順に箇条書きにしていくイメージです。

・こんなことが起こった

・原因はこれだった

・そのとき自分はこう感じた

・だからこうしようと思った

・あなたの意見も聞きたいと思った

・あなたはどう思う?

 

このように、箇条書きを意識するとシンプルで素直な意見になりやすいです。

 

ただし、このとき気をつけるべきは「憶測は省くこと」と「他人を引き合いに出さないこと」です。

憶測とは「きっとこうだった」や「たぶん~だから」と、事実ではなく自分の勝手な想像で意見をいうこと、他人を引き合いに出すとは「みんなこうしている」「〇〇さんがこうしているからわたしも…」などです。

 

ほかの人の意見を引き合いに出すなら「〇〇さんからこういう話を聞いてすごく参考になったから、わたしも同じようにやってみたい」とあくまでも決めたのは自分の意思であることを心がけましょう。

 

3.できるだけ冷静なときに話そう

でもさ、自分の意見をいう場面で急におとすれたりするじゃん?

そうするとさ、とっさに言葉が出てこないんだよねってならない?

ケンカなどで言い合いになったときとかとくにね。

 

そういうときは、とっさに言葉が出なくてもいいんですよ~

そりゃあ反射的に言葉がスラスラ出てくる人もいます。羨ましいですよね。でも先にも述べましたが、大切なのはきちんと相手に伝わることです。

つまり「話題と回答に時差があってもいいじゃないか!」と。

むしろあって当然です。そもそも考えていることをまとめるって結構労力が必要なんです。

 

そして時間が経つにつれてだんだんと全貌が見えてくる。とっさに言えなかった意見というのは、心の中でモヤモヤが残り、だんだんと溜まってくるものです。とくに悲しさや怒りなどの感情は、身近な人相手であるほどしだいに膨れ上ってそのうち爆発する可能性があります。

でも今さら蒸し返してもな~と思いがちですが…

 

いいじゃん!どんどん蒸し返そうよ!

「あのときはショックで呆然としていて言えなかったけど、本当はこう思ってた」「当時はモヤモヤしていた考えがまとまったから、また話を聞いて欲しい」とちゃんと伝えよう。パートナーでも、家族でも、上司でも、あなたが誠実であり相手があなたを思っているなら、いつの話でもきちんと聞いてくれるはずです。

 

もし相手があなたとの話し合いをめんどくさがったら、あなたの真剣さが足りないか、相手がクソかのどっちかなので対処法を考えましょう。きりんがご相談に乗りますよ(笑)

 

大事なのは、自分の意見を言うときは、自分の精神が安定しているときにするということです。

パートナーとのケンカ中に、カーっとなって「あなたはあのときもそうだった」と今の内容と関係ない昔の話を蒸し返して、さらに言い合いが悪化するなんて経験ありませんか?

 

コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。投げたものが返ってくる。

つまり感情をぶつけると感情で返ってきます。決して相手とケンカをしたいわけではありませんよね。話し合いは冷静さを欠くと絶対に上手くいきません。自分の想いは伝わりません。

 

だから、自分の意見を述べるときは自分が落ち着いて話せるときを選んで相手に提案してください。そして自分は心して話しかけても、相手からしたら突然言われているので、できれば相手のタイミングも合わせてあげられるとさらに伝わりやすくなります。

 

でもたまにこっちが投げたものじゃないものが返ってくることもあります。こっちは冷静に話しているのに、相手が怒りだす場合やこちらの質問とは違う答えを返されるときです。

 

そんなときも落ち着いて「ケンカをしたいわけではない、わたしの意見を聞いてほしい、あなたの意見を聞かせてほしい、途中で口を挟まずひとまず話を聞いてほしい…」などの意思表示や「それは話の論点がズレているよ」と伝えてみてください。

それでも相手が冷静さを欠いていたら、その日はもうやめましょう。後日改めてください。

 

おまけ:共感してほしいとき

心理学では「女性は共感をもとめ、男性は結果をもとめる」といわれているように、とくに女性に多いのですが、オチとか解決策ではなくてただただ共感してほしい場合がありますよね。

 

「そんなんだ、大変だったねー」「そうだね、面白いね」といってもらいたいだけなのに「それは~だからだよ」とか「じゃあもっとこうした方がいいよ」なんて言われたらめっちゃイライラしますよね。でも相手からしたら「なんで怒ってるの?」となるわけです。

 

そんなときも一番最初に、これから話すことは「共感だけしてほしい」のか「解決策を求めているのか」を言っておくとお互いの無駄なイライラを回避できますよ。

 

ただし、「共感」に慣れていない人だとこんな一例もあります。

とあるご夫婦の話。夫は「女性は共感が大事」という知識は得ていたので、日ごろの会話で心がけていた。でも妻のイライラは募るばかり。何がいけないんだと思って夫婦で確認をしたところ、『妻が「今日は疲れたな~」といったことに対して、夫は「俺も疲れている」ということが共感だと思ってた。』ことが発覚。

妻は改めて夫に共感とは何かを教えることにして、次第に改善していきましたとさ。

 

これの何がいけないの?と思った方は、「共感」についてもう少し勉強した方が女性とのやり取りがしやすくなるかと存じます(笑)

不正解「わたしは疲れている→俺も疲れている」

正解「わたしは疲れている→大変だったね、頑張ったんだね」

 

ここでの話は、いわゆる女性脳・男性脳の話で、一概に「女性はこうだ」と決めつける意思はありませんと一応いっておきます。ただやはり女性は女性脳の割合が多くなります。またその人の考え方のクセに合わせて話せるスキルがあるとコミュニケーションが円滑になるのは事実ですので、共感力が高いと女性とのやり取りはスムーズになりやすいですね~

 

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わたしも苦手でした…

わたしももともとは自分の考えを相手に伝えるのが苦手でした。

子供のころどちらかというと精神年齢が高めだったわたしは、同級生との会話が自分が思ったように成り立たない、通じないといった具合に衝撃を受け、どうせ理解されないんだなと思ってしまったんですよね。

 

でも今は学生のころよりはだいぶマシになりました。

言葉で伝えることに抵抗感がなくなった理由は大きく3つあります。

一つはバックパッカー経験です。旅中に出会う旅人たちは適度に親しく、適度に他人です。そして全員が自己責任で行動しているので、素直な自分はだれからも否定されません。その実感が「自分の正直な気持ちを人に話しても大丈夫」という自信へとつながっていきました。

 

二つ目は就職して、恐ろしい上司に日々報告をあげなければならない状況に強制的に追い込まれたからです(笑)

こちらはあまりポジティブな理由ではないかもしれませんが、わたしの最初の上司はパワハラ気質な人で、業務報告にモタついたり要領が悪かったりすると無駄に機嫌を損ねるので、つねに話の順序や報告の仕方に気を配っていました。

 

三つ目は占い師になったからです。相手の話に対しての受け答えは非常に気をつけています。まず大前提として、わたしの占いを受けた人には気持ちよく帰ってもらいたいという想いがあります。しかし当然いい結果ばかり出るわけでもありませんし、ときにはものごとが相談者様の理想通りにいかないこともあります。

 

その中で、いかに前向きな選択肢を示せるか、相手が納得できる道を探せるかがわたしの役割であり課題です。

そのために占いだけでなく、心理学、コーチング、哲学、自己啓発、質問力、想像力などなどを常々勉強するようになりました。

その中でコミュニケーション力をつけるために、最初に学んだのが「アサーション」です。これはみなさんにもぜひ知ってもらいたい知識ですね。

 

以前別の記事にもいくつかまとめてありますので、気になる方はそちらもご覧ください。

 

自分の考えを相手に伝えられますか? 自分の意見を伝えることは迷惑ではない

自分の意見の伝え方(1)人と話すときに意識すること3つ

自分の意見の伝え方(2)実践4ステップ

 

今回は以上です。ここまで読んでくれてありがとう。

なかなか言葉にできないモヤモヤも、じっくりゆっくり読み解いていきますので、ユウカのメールセッションの方もぜひご利用ください(^^)/

 

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