今回はよくある目標達成のためのノウハウ記事ではなく、「そもそも目標を立てる必要があるのか?」という根本に着目しました。
さて、年の初めに目標は立てましたでしょうか?
そしてその目標は計画通りに達成できていますか?
「将来の夢は?」という呪縛
子どものころ「将来の夢は?」と誰もが一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
大人になってからも、いわゆる自己啓発本を読むと「まずは10年後の将来像をイメージしましょう。それを実現するためには、5年後どうすればいいですか? 1年後は? 目標を細分化すると実現やすいですよ」みたいなことがよく書いてあります。
しかし、正直なところ、将来の夢や目標って聞かれると困りませんか?
とくに子どもの知識内の職業なんてたかが知れています。将来デイトレードで生活しようなんて子どもはいません。だから、何の意味もない質問を大人の自己満足で聞くのはもうやめた方がいいと思います(笑)
実際に子どもの頃のわたしは、この質問を聞かれるのは好きではありませんでした。
また成人後、就職してからも年度末にのると就業報告書の提出が求められ、そこで「3年後のビジョンは?」「目標の達成率は?」みたいな事を毎年書かされていました。
その後勤続4年半で会社をやめたので、入社2年目以降のその報告書に書いたビジョンは何の役にも立っていません。
それなのにどこへ行っても「夢は? 目標は? 将来のビジョンは?」と聞かれ続けます。
そんなことばかり聞かれるから、目標とする将来像がなにも思い浮かばない人は困ってしまうし、目標を立ててみたけど夢にとらわれて苦しくなってしまった人、目標を達成できなくて弱い自分を責める人が増えるんです。
ひとこと言わせてもらうと、なにも思い浮かばなくても、心が途中で折れてしまっても、それらはいたって普通のことです。
目標を達成できないからといって、あなたはダメな人ではありません。
そもそも良き人生を送るために、将来の目標なんて必要ないのです。
大切なのは「今、目の前のことに集中すること」であって、遠い将来にやっていたいことよりも「今、自分が何をしたいか」を知ることが重要なのです。
一貫性より柔軟性が大事
長期的な目標を立てることに意味はありません。
なぜなら、将来は変化するからです。
今あるものが無くなるかもしれないし、今無いものがあるかもしれません。
実際に、今から十数年前はまだスマホがここまで普及していませんでした。ユーチューバーという職業もこんなに認知されてはいませんでした。
そして、これからはAI技術がどんどん進み、現在の職種の7割がなくなるといわれています。
10年後は今あなたが想像できないものであふれていることでしょう。
だから、10年後の目標なんて考えても意味がないのです。
つまり一番大事なのは「今」なのです。
将来のことを考えるヒマがあるなら、今目の前にあることに全力を注いでください。どうやったら売上げがあがるのか、どうしたらブログが書けるのか、その今まさに集中して取り組んでいる行為が将来へとつながっていきます。
その行為の中で、自分の可能性をいろいろ試してください。
終身雇用の時代が終わったことは、すでに周知の事実となりました。
しかし、夢や目標にはいつまでも一貫性を求めているのはなぜでしょうか。
目まぐるしく変化しているこの時代に、必要なのは一貫性のある行動ではなく、どんなものにも対応し、予測することができる柔軟性です。
柔軟性は、さまざまなことを試してみた経験値で身につきます。
だから、少しでもやりたいと思ったこと、憧れているものがあるなら、それに集中しましょう。今目の前の行動に集中し、もしほかに気が向くものが出てきたら途中で乗り換えればいいんです。
中には「この人は、これが天職なんだな」とか「カリスマってこういう人のことか」と思える人がいます。そういう人を見ると羨ましいと思うし、そのブレない姿勢に憧れますよね?
でも、そういう人が自分の天職に出会ったのは、意外と偶然だったということがほとんどです。いろいろなものに興味があってあれこれ試していた中で、現在の自分のポジションを見つけています。
本来天職とは一発で出会えるようなものではありません。
なにも行動しない人ほど、「あの人は特別な人だ」と、あたかもその人が一回でその職に就いているというように勘違いします。
自分のやりたいことがわからない人へ
「長期的な目標が必要ないことはわかったけど、わたしは今自分が何をしたいのかもわからないんだよー」という人にはタロット占いをおすすめします。
また「自分にはどんなものが向いているのか知りたいな~」という人には算命学鑑定を推します(/・ω・)/
人間は「認知」してはじめて物事をとらえることができます。
たとえば、妊娠したら急に町中の子どもが気になり出すとか、カゲフミをすると思ったらあらゆる影が目に付くとか、普段は無意識的に捉えていたものが、一定の条件下に置かれて認識されるようになり、その条件が外れるとまた無意識に戻っていきます。
ドイツで発売されたベストセラーに「青い象のことだけは考えないで!」という本がありました。しかし、こんな言葉を目にしたら、はからずも青い象のことを思い浮かべてしまいますよね?
ちなみに、この本は、マインド・リーダーのハーフェナーと医師のシュピッツバートがそれぞれの知識と体験を生かして、人間の思考がいかにとらわれているか、そこから自由になるためにはどうするのか、ということを書いた本です。
あなたの「やりたいこと」も同じです。自分にはやりたいことがないわけじゃないんです。あなたの中にもやりたいことが必ずある。でもそれに気が付いていないだけ。
今なにをしたいのか、何ができるのかに集中できたら、それは結果としてあなたの将来へつながっていきます。
充実した人生を送りたいなら、今を大切に生きよう!!
ここまで、読んでいただきありがとう(*´▽`*)
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