こんにちは! ユウカ です('ω')ノ
今回は趣味の旅行の話です。
占いは出てきません~
今回紹介したい国はモルドバ共和国です。
問題:どこにあるでしょう?
国の面積は九州より少し小さくて、人口は静岡県よりちょっと少ないようです。
首都はキシナウ。言語は主にルーマニア語とロシア語。
近年では観光客が増えているらしい。
バックパッカーをしているとき、友人から「今どこにいるの?」と聞かれて「モルドバ!」と答えたら「それどこのあいさつ?」って言われました(◎_◎;)
また、アラサーより上の方は、昔流行った「恋のマイアヒ」という歌を覚えていますか?「飲ま飲まイエイ( ̄Д ̄)♪」というフレーズ耳に残りましたよね?
この曲を歌っていたのがモルドバ出身の男性三人組です。※実際はこんなふざけた歌詞ではないそうです。
あ、どこにあるかといいますと…
答え:東ヨーロッパのウクライナとルーマニアに囲まれた内陸国です。
旧ソ連だった国で、日本人は2007年からビザなしで入国できます。
私はウクライナから電車で入国しました。
まずは、モルドバの首都キシナウをご紹介します。
街の中心にあるのがこのショッピングモール「モール・ドバ」です(笑)
限りなくショボいイオン… 町で唯一の大型ショッピングモールです。
両替なども出来ます。宿泊したホステルはこの裏側へ進む路地にある建物でした。
ちょっと裏に入るとこんな感じ。日本からすると首都とは思えない田舎感です。
モルドバの 代表的産業は農業です。しかし旧ソ連崩壊後、ソ連からの物資供給が断たれたために老朽化した農耕用機械などを補填できず農家さんは困窮しました。そんなモルドバの農業に関して外国援助を申し出たのが日本なんですよね~
モルドバの主要農産物の一つにブドウがあり、モルドバ産ワインは世界的にも質が良く有名で、国内の一大産業となっています。
キシナウのメイン大通りを観光&散策
奥にあるのが、キシナウ大聖堂
手前が鐘で奥の建物が教会です。主な宗教はキリスト教正教会です。
セントラル・マーケットをブラブラ…
ステファン大王の銅像
以上、これが私がキシナウで観光した全てです(笑)
はっきり言って、観光大国ヨーロッパの中でもずば抜けて辺鄙なところです!
よって、私がモルドバに来た目的はキシナウをブラブラしたかったからではありません。本来の目的は別にありました。
実は、モルドバでは国内に事実上独立国家が存在し、
沿ドニエストル共和国といいます。
ここに行ってみたかったのです。
ここはその名の通り、縦断するドニエストル川を国境として東側の地域を指します。
ざっくり歴史を説明すると、第二次世界大戦後モルドバはモルダビアというソ連の一部でした。しかし、もともとこのドニエストル川東岸地域はモルダビアに属していたわけではありません。ソ連末期にモルダビアは国名をモルドバに変更、主権宣言した事に対して、この地域に住んでいたロシア系民族たちが「沿ドニエストル共和国」として独立を宣言。一時はモルドバと沿ドニエストルで戦争にもなりましたが現在は停戦。主権国家として認められてはいないけれど、モルドバとは完全に政権は分離されていて、事実上の独立国家となっています。
日帰りでキシナウから沿ドニエストル行きバスで入国、首都ティラスポリへ。
1時間ほどかかったと思います。
入国の際にはパスポートチェックもありますし、パスポートに直接は押しませんが、入国スタンプを押された紙(帰国時に回収される)をくれます。
通貨もモルドバ内はレイですが、沿ドニエストルでは沿ドニエストル・ルーブルです。こちらの国は本当にロシアが大好きで、いずれロシアとまた合併することを望んでるらしいです。
街の中心にあった役所らしきところにはレーニン像。
街なかには至る所に両替屋があって「なんのために?」と思っていたんですが、おそらく沿ドニエストルは主権国家として認められていないため、通貨が沿ドニエストル外では無価値になる可能性があるのではないでしょうか。また情勢によってはお金が突然紙切れになるかもしれません。よって、普段は何か別の通貨で貯金しておいて都度両替しているのではないかと思いました。あくまで推測ですが…
こちらはドニエストル川を挟んでモルドバ川が農業(ブドウ)、沿ドニエストル側が工業(重化学)という特徴を表しているもの。ガイドさんはいないのでなぜこれが立っているかは不明。
この写真は果たして大丈夫なのか…
これといってなにもありません(笑)そして人もそんなに歩いていないです。
以上で沿ドニエストル共和国観光終わり!!
しかし、帰りのバスで出国のパスポートチェックをされる際に、20人くらい(日本人3名含む)乗っていたにもかかわらず、
なぜか私だけバスから降ろされ職務質問される事態に(◎_◎;)
写真にもあるように、見た目からしてお金も持っていなそうだし無害そうでしょ?
しかも当時は、向こうの人からしたら平たい顔族である日本人の私なんて高校生くらいにしか見えていないはず…
あ、未成年だと思ったのかな…
結果、私がロシア語を全く理解しないのと、職員さんも英語が話せなくて会話にならないので、何事もなく早々に職質は終了しました。
ただ、職質されている間、猛烈にトイレに行きたかった私は、職質の焦りよりも「これはチャンス!!」と思って「トイレ貸して!!!」と担当のお兄さんに迫りまして、相手も意外と普通に貸してくれました。
それが、ここのトイレがトイレとしては旅中で一番ひどかった。
本当に狭くて小さい掘っ建て小屋に穴が開いているだけで、もちろん紙もついていない。まぁその時は背に腹は代えていられないし、感覚もだいぶ旅人脳だったので普通に使いましたけどね。
そんなこんなで次の日にはウクライナへ戻り、モルドバ共和国&沿ドニエストル共和国の旅は終了しました。
どちらも正直、国としては規模が小さすぎるし見るものもないので、バックパッカーでもしていなかったら絶対に来ない国ですね。私もウクライナに行ったついでに寄ってみたって感じでした。わざわざ日本から計画して旅行するには物足りな過ぎますし…
ただ、マニアックな穴場に行きたい人にはオススメです。
歴史的にも面白い国だと思います(^^)
ここまで読んでいただきありがとうございました('ω')ノ
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